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飽食の時代と五感

絶対的貧困国と比べて日本は食べ物があふれています

美味しいものをお腹いっぱい食べることができる国です

※ただし、日本は相対的貧困が高く、餓死をする家族もいます

そんな食べ物がたくさんある国で栄養失調や摂食障害という人が多いのも事実

ダイエットで偏った食事をしていると栄養失調になります

場合によっては栄養失調で太ることも

また、過度なダイエットや心の病で摂食障害になることも

身体は食べ物で作られています

心と体は連動しています

栄養失調になると体に力が入らないし、頭も働きません

そうなると「虚」になっていきます

逆にバランスよく何でも美味しく食べていると

身体に活力が沸きます

心も元気もりもりになります

佐藤初女(さとうはつめ)さんという方をご存じでしょうか

残念ながら4年前にご逝去されたのですが、日本のマザーテレサと呼ばれた女性でとても尊敬している方でした

青森県の山の麓に森のイスキアという心に問題を抱えた人を受け入れる家を運営していました

ある時、自殺をしよう思っていた男性が、初女さんのおにぎりを食べて思いとどまったという話があります

手作りの温かい食事には、凍った心を溶かす力があります

5つ星の豪華なメニューではなく、1個の普通のおむすびの力です

人間には「五感」というものがあります

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚

聴覚のすごい人は絶対的音感というものを持っていて、すごい人になると日常の音が全て音階に聞こえて、耳障りがすごく生活しにくいらしいです

嗅覚は、現代人はだいぶ劣りましたが腐ったものや毒性のあるものをかぎ分ける。また、匂いは記憶ともつながる大事な感覚です

太古の昔は、命の危険から守るために全てがより発達していました

遠くの敵、獲物を見つけられるように視力、動体視力、暗闇でも見える目

アフリカなどの部族は今でも視力が5とか6とかあるらしいですね

聴覚も同じく、遠くの音を聞き分ける

犬や猫など動物は数キロ先で針が落ちた音も聞こえるといいます

嗅覚は、食べてよいもの、食べられないものや危険な場所の匂い

味覚も同じく毒性のあるモノ、腐ったモノを見極めるため

触覚も同じく体を傷つけるものなどをわかるため

そんな外の世界で生きていくための五感から、現代は心を癒すための五感に切り替わっています

温かいお味噌汁とおむすび

疲れ切った心に染みます

私だって、朝に温かいお味噌汁を一口すすると心が温まります

日頃、コーヒーとフルーツだけが朝食だから

温かい食べ物

手作りの味

どれだけ心が癒されるか想像がつきます

温かい食事が心と体に染みわたると

満たされ、やがて元気になり

生きて行こうと思える

そんな当たり前なのに誰もが忘れていた大事なこと

佐藤初女さんの想いを引き継がなければなりません

まずは、食品ロスの啓蒙を先にしているわけですが、このコロナ禍で多くの人の心が傷ついています

炊き出しのようなことするにあたり、お米代など寄付を募っていかなければならないと考えています

食品ロスの講座代金をためて、と思っていたのに

今はリアル講座ができにくい時期

低いIQでいろいろ考え中です

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