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総理大臣になるために必要なものとは

自民党総裁選が終わりましたね。

新しい総理大臣には、岸田文雄さんが就任することになりました。
事前には、河野太郎さんの優勢や人気が言われていましたが。
党員票は河野さんがトップでしたが、議員票では3位。
これには驚きの声が上がっていました。

4人の候補による論戦で明らかになったこと。
河野さんは人望が無い、政策を深く掘り下げて考えていない、ということです。
これは、この難局を任せる総理大臣として致命的です。


大臣としての記者会見では、いかにアピールできるかが重要視されます。
1つのテーマについて、歯切れ良く答えていればいい。
これが国民人気につながります。
マスコミ報道で目にするのはここだけです。


でも、普段どんな態度で人に接しているのか。
これが現れたのが議員票です。
どんな仕事も、仲間から応援されないと上手くいかない。
ましてや内閣を率いるリーダーであれば、自分の意見ばかり主張するのではダメで、多様な人々をまとめあげる人望が必要です。
人間は損得でも動きますが、普段の義理人情でも動くからです。

そして、論戦で明らかになったこと。
河野さんがワンフレーズで語っていたことは、全体としての整合性が取れていなかったこと。
物事を深く考えていないということです。

脱原発や環境問題への対応、女系天皇容認、中国や韓国への融和的態度などは、信念を持って考えていないのです。
その場の世論、流行、声が大きい人への遠慮など、信念に欠けています。

リベラルと言うと、保守よりも良いイメージが植え付けられています。
でも、本当のリベラルとは、自分の信念をしっかりと持ちながらも、相手の言うことに耳を傾けることができる人です。
深く物事を考えつつも、人とは上手に接することができる人です。
残念ながら、河野さんはこれと真逆の人物であることが露呈してしまいました・・・

テクニカルスキルでなんとかなるのは、大臣まででしょう。
ピープルスキル、コンセプチュアルスキルがしっかりしていなければ、総理大臣は到底務まりません。
菅さんがそうだったとは言い切れないところがありますが、総裁選挙を勝ち抜くには、まだまだ力不足でしたね。


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