プロ野球選手の「決断の季節」

毎年この時期になると、プロ野球はドラフト会議で指名された新人選手の話題がいっぱいになりますね。

その一方で、同じ数の選手がユニホームを脱ぐことになるわけです。
いつかは引退する時が来るのがわかっていても、その事実を前にすると心が揺らぐことでしょう。
サラリーマンのように定年が予め決まっているのとは違い、成績が上がらなければいつ何時クビになっても文句は言えない世界。
厳しいと言えば厳しいですが、経営者にしてみれば当たり前のことです。

でも、球団から戦力外通告を受けても。
「俺はまだやれる！」と、新たな道を探る選手も少なくありません。
ケガが治らないのならまだしも、元気で動けているうちはなんとかなると考えるのが人情です。

いつ、どこで、引退する決断を受け入れるのか。
一世を風靡した選手ほど、心の迷いを吹っ切るのが難しいみたいですね。

本人の希望を叶えてくれるところがあるのかどうか。
個人的には、一人でも多くの選手が、もう一花咲かせてくれることを望んでいます。