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酷暑は部屋で猫と過ごしませんか


うつ伏せになって床に寝転がると、心地よい冷たさに包まれる。視線を合わせると、そこにはレッドタビー柄のアメリカンショートヘアが横たわっている。その鮮やかな模様が美しい。猫の穏やかな眠りに包まれながら、今日一日を振り返る。


朝から外出の予定はなく、ゆっくりと自宅で過ごすことにした。しかし、外の気温は35度を超え、蒸し暑さに包まれていた。猫も同じように、この暑さに耐えかねているようだ。


そんな中、彼女が訪ねてきた。彼女もまた、この暑さに悩まされているようで、わざわざタクシーを使ってやってきたという。私の部屋は涼しく、ほっとした様子だ。


夕方になると、新潟の地酒を彼女と開けて、「ぽんしゅグリア」に注いだ。ドライフルーツや砂糖などが瓶の中に入っていて、その中に日本酒を注ぐと、サングリアの日本酒版が作れる商品だ。

ぽんしゅグリア

フルーティーで上品な味わいに、二人とも舌鼓を打つ。ドライフルーツと日本酒の相性も抜群で、まるで夏にぴったりのカクテルだ。日本酒に馴染みの薄かった彼女も、気に入ってくれたようだ。

日本酒を粗方飲み干すと、彼女は携帯電話でショート動画を見始めた。一方、私は再び猫の隣に移動し、仰向けになる。猫が丸まって眠る姿が、まるで渦のようだ。



冷たい床の感触が心地良く、日記でも書きたくなる。この暑い夏の一日が、ゆっくりと過ぎていく。少し飲みすぎたようで、水を飲みながら猫を撫でる。明日もまた、このような日が続くのだろう。

こうして、酷暑の夏の一日は静かに過ぎていく。猫の優雅な姿を眺めながら、私は心の中で、これからの季節への期待を抱いている。​​​​​​​​​​​​​​​​

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