菩提心の称賛《宝珠の灯》第100偈
100)王子である菩薩の
行を修行しようと望む者達は、
修行の礎であるゆえに、菩提心を
まさしく初めに、念入りに生じさせたまえ。
どのような行いも、
その行いの動機が礎になる。
他者のためを思い行う、一見厳しい行為も、
結果的には、その相手の役に立つ、
ということもある。
逆に、他者を貶めようとする動機から起こった行為は、
その行為がどれほど柔らかく、優しくあろうとも、
結果的に他者の害になることもある。
菩薩としての行いは、
その者を菩薩とさせる心、
菩提心が基礎の基礎となって発動する。
しかし慣れないと難しい。
故に、
特に菩薩初心者にとっては、
菩薩道に入った初めの頃に、
敢えて菩提心に傾注したまえという、
アドバイスである。
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