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菩提心の称賛《宝珠の灯》第39偈

39)利他を思うなど、
歓喜の海を広めさせる、
この若い菩提心の月が、
涼光をもつ月をも辱める。
 
 

「歓喜」とは、菩薩の十地のうち第一の歓喜地をさす。
歓喜地は、大乗の見道にあたる。
 
空性を初めて直覚した、
修行の道からみれば若い歓喜地の、智慧と福徳の海を広く深くしていく、
これから満ちていく若い菩提心の月。
 
その輝きが、
地表の暑さをはらう天空の月をも凌ぐ心地良さを、
皆に与える。

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