見出し画像

あなたはTakerですか?Giverですか?

突然ですが、皆さんは見返りを気にせず人に何かを与えられる人ですか?それとも利益を搾取するだけの人ですか?それとも、Give & Takeのバランスが取れている方だと思いますか?(Matcher = マッチャー)

生粋のGiver(与える人)になれる人は天性だと感じます。人は利益を計算してしまう欲深い生き物だからです。だからどうしてもTakerに気づいたらなってしまう。自分が一番大事ですから。

話は変わって、今私は2つの仕事をしています。サッカー指導者としてサッカースクールを運営しながら、企業で会社員としても働いています。平日の9時 - 5時のようなシフトでサラリーマンとして仕事をこなし、平日の数日と週末をサッカースクールの活動に充てています。慣れるまでは大変でしたが、2つの全く異なる仕事をするようになり、あらゆるタスクがいつも頭の中にあるので、逆にそれが脳を活性化させ、色々なシナジー(相乗効果)が生まれています。

シナジー.001

例えば、サラリーマンの仕事は主にマーケティングがメインです。マーケティングとは、簡単に言うと企業が持つ商品やサービスを売れやすくすること。実際に売るのは営業さんのお仕事ですが、その営業さんがクライアントに売りやすくするために、下準備をしておくお仕事です。

代表的なのは、SNSやプレスリリース、ウェブ広告やインフルエンサーを使った販促・認知の上昇です。営業さんがクライアントに話を持ちかける前に、売り込むブランドに対して良いイメージを持っていたら、営業さんの仕事も楽になる。結果的に会社に利益をもたらす。そんな仕事です。

シナジーの話に戻ると、マーケティングの手法がサッカースクールに生かせたり、サッカースクールで行っていたSNSや軌道に乗るまでの経験が、マーケティングの仕事に生かせたり、双方の経験から生まれるアイデアだったり、始める前は想像も出来なかった効果があるように思います。

画像2

Give & Takeの話に戻り、ふと自分は今どちらなんだろうと考えてみました。日本に帰国したのが今から4年前ですが、過去の学生生活や海外生活を振り返ってみると、私は圧倒的にTakerよりの人間だったと思います。

結果何が残ったのか?

何も残りませんでした。自分の利益を優先し、それが効率の良い生き方だと勘違いしていたのです。ではなぜ人にGiveできなかったのか。

余裕がなかったから。

海外に10年いて、その内、サッカー選手として過ごしてきた約8年は上手くいかないことしかありませんでした。学生生活も海外に行くために、お金を貯めることしか頭になかった。結果、何の余裕もなく、周りからもサポートもなく、助けてくれる人も少なかったように思います。

その中でも超絶Giverな方が助けてくれたことが何度かありましたが、今考えれば物凄く余裕のある寛大な方達ばかりでした。その方達は今でも成功し、尊敬できる先輩方です。

日本に帰国して4年。そんな人達の姿を見て、少しずつGiverになることを意識していたら、自然と道が拓けてきたように感じます。周りに助けてくれる人も多くなり、今は幸いなことに色んな方から応援や、お誘いを頂くことも以前より凄く増えました。

見返りを考えず、Giverに徹することは難しいかもしれない。ですが、人生が好転しない時に、ふと自分はどちらに属するかを冷静に考えてみて下さい。少しずつ自分自身の考え方を方向転換することで、突然止まっていた歯車が噛み合い始めることがあるかもしれません。

とにかく利益を度外視して、人のために尽くすこと。

割り勘でちょっと多めに出すとか、ちょっと遠回りするけど迎えにいってあげるとか、以前はしなかった些細なことから始めてみる。

まずは6対4でGiverよりの人間になることから。

そんな事をふと考えた土曜日の夜でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?