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「SixTONES」というジャンル

1/6、SixTONESのアルバムが発売された。記念すべきはじめてのアルバムで、タイトルはずばり「1ST(ファースト)」。『ロック、ダンス、ポップス、アイドル、全ての概念が変わる歴史的「1ST」アルバム』という触れ込みで、文字通りさまざまな要素が詰め込まれたアルバムになっている。

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上・原石盤、下・音色盤

原石盤(初回盤A)音色盤(初回盤B)通常版の3形態が発売されていて、基本曲10曲プラス、それぞれの盤にボーナストラックが3〜5曲収録されている。3形態買わねばすべてのボーナストラックが聴けないという、ジャニーズの戦略が気に食わないが、オタクはつい買ってしまうのだ(といいつつ通常版は諦めた)。

書き出したら永遠に終わらないので簡潔にまとめるが「かっこいい」「攻めてる」「トレンド押さえてる」「音楽水準高い」「ジャニーズらしくない」が主な感想だ。

1曲目はグループ名を連想させる「ST」で、アルバムのリード曲になっている。エイブルのCMに使われたり、歌番組で披露されているので、聞いたことがあるかもしれない。STからして骨太ロックで、ジャニーズ感皆無だ。笑

他にも全英語詞の曲やHIPHOP、BALLADなど聞いていて飽きない構成になっている。中でもMVが公開されるやいなや、ざわついているのが「うやむや」だ。

ボカロちっくだしYOASOBIみたいでエモいと、他界隈のファンにも話題になっている。曲だけでなく、MVもキャッチーでおしゃれでエモい。デビュー1年目でこんな曲を歌いこなすのがすごいし、何回も聞いてしまう、見てしまう中毒性がある。トレンド感があるのに、しっかりSixTONESカラーが出ているのもすごい。てかホンマにジャニーズ!?って思ってしまう曲調であっぱれだ。「うやむや」は、SixTONESを知らない人にこそ聴いてもらい1曲だ。

SixTONESはジャニーズの新人アイドルだが、音楽やライブにこだわっていて、アーティストと紹介されることも増えている。「アイドル」も「アーティスト」も正しいが、「SixTONESというジャンル」が一番しっくりくる気がする。従来の枠に収まらないというか似合わない、収めようとしてもグループカラーがくっきり浮き出てしまう、SixTONESはそんなグループではないか?自らがジャンルになってしまうなんて、なんて強い個性なんだろう…

SixTONESは、グループ結成からデビューまで5年かかっており、新人だがキャリアがある。まだまだ荒削りで気になる部分があるが、全般的に安定感が感じられる。また、聴けば聴くほど新たな魅力が見つかり、ついエンリピしてしまう。まるで噛めば噛むほど味が染み出すスルメのようなので「1ST」は「スルメアルバム」ではなかろうか…!笑

ジャニーズはサブスクを解禁していないし、わざわざ買って聴いて!とは言いにくいが、機会があれば聴いてほしい(デビュー曲「imitation rain」も入ってますので)!直接会える方は、私のをレンタルするので声をかけてください!


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