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雑記:進学関連

個人的なまとめ等々、という感じです。


0.進学の必要性

何から書こうかと思いましたが、まずはここかなと。

元々、研究も情報収集も都合が良さそうな側面があるかなと思い、現職の言語聴覚士になっているわけですが…
蓋を開けてみれば、そんなわけでも無かった、という所です。

厳密には、職場を選ばないと音声の研究等は難しいかなという雑感です。

ど有名なところでは、国際医療福祉大学東京ボイスセンター(今は山王メディカルセンター)あたりになるかと思われます。
言語聴覚士の募集は就職活動時に無かったなと記憶しています。

また、これもまたよろしくない事ではありましたが、大学病院に行けば研究出来るだろうという甘い見通しがありました。
それを押し出して幾つか受けたのですが、無事落ちまして。

当時としては、大学病院に執着しなくともどこでも出来はするだろうと思い、現在の実習先だった病院でお世話になっているわけです。

当院は聴覚領域以外の、言語聴覚士の資格を持って出来ることを全て出来る(やれなきゃならない)という素敵な魅力があります。
個人的にはですが、各職種でお世話になっている人と嫌な摩擦無く、良好な人間関係を築いて貰っているので、言語聴覚士をするだけなら転職もしなくて良いかなとすら思ってます。

ただ、まぁ複数課題はありまして
・研究らしい研究ができるわけでは無い
・そもそも研究のケの字もわからない
・音声障害に触れる頻度も少ない

それはそうというポイントばかりです。

また、早3年目になっていますが、病的嗄声とはまた違うものを追わないといけないかなという気持ちを抱いています。
現状、臨床として面白いのは高次脳とかそっちですし、それはそれで魅力的なんですけどね。

そんなわけで、当初の目的を達成するために進学しようかなと思うわけです。

1.研究方針

優秀な博士課程の後輩にそそのかされて動いているのもあり、彼の助言を頻繁に聞いているわけでして。
改めて「先輩はどういった角度から研究したいんですか?」と、目を背けていたクリティカルな質問をぶつけられたわけですね。

医学的見地からの音声に対する解像度でしたり、喉頭に特化してはいなくとも解剖でしたり、国家試験を超える程度の浅い音声学・言語学の知識を身に着けてはいるわけでして。
「デスボイス研究して~」の解像度をどのように上げるか、今一度考えている途中であります。

雑にですが、
・波形から分析する
・構造から分析する
・聴覚心理から分析する
・正常と異常から差異を検討する

大体そんな辺りです。

ここで、大きな問題がありまして…
分析しようとすると、それはもう理工系になっていくんですよね。
元々、障害科学の領域でやろうと思っていたところはありまして、まぁ文系とも理系とも言えない領域ですけれども。
デスボイスの医療における有用性を~と話をしましたら、それもまた有用性はあれど真にやりたいことと変わってくるのでは?と指摘されまして。

別に逃げていたつもりは無かったのですが、獲得した専門性を元に且つ社会への還元性みたいなものを考えれば医療の発展に寄与する系が無難かなと思っていた次第です。
ただ、まぁやりたいことド真ん中かと言われると、副産物的に何か示せたら良いなというくらいでもあるなと…

そんなわけでして、どちらかというと理転する方向で考えている節はあるわけです。
結構ハードルが高そうなので、何をどうしようかとも頭を抱えています。

2.言語聴覚士を取得した意味

少し余談ですが、上記の通りであるなら言語聴覚士を取った意味は?ともなります。

最終的な終着点で言えば、もしかしたら無駄もあったかなと思います。
ただ、個人的には働く先に困らない且つポジションを獲得できたりする言語聴覚士は取っておいて正解だった、とは思っています。

音声に関係する国家資格ですからね、えぇ。

また、更に個人的にはですが、良い通過点には出来ています。
慢性的に何かを達成できていないことへのコンプレックスのつもりは無かったのですが、明確に示せる形で成果を挙げられて気持ちがスッとしました。
それなりに狂ったように勉強していたので合格しないわけは無かったのですが、自己肯定感を高めることには繋がってます。

ただ、諸ボイストレーナーの先生方にお勧めするかと言われるとかなり怪しいです。
パフォーマンスすることを考えると、理学療法士や鍼灸師などの方が推奨できるかなと。
他方、圧倒的に脳には強くなれるので、脳科学で捉えていきたいなら言語聴覚士ですね。
音楽は高次過ぎて研究対象となりにくいですけどね、やむなしです。

3.今後の身の振り方

閑話休題、進学するまでどのようなプランを取るかなと、今は悩んでいます。

直属の上司や社会人学生をしていた上司には軽く相談済みですが、場合によっては退職or休職することはまだ伝えていません。
ここも未確定なので、可能性の話は今度のOJTでするつもりです。
まぁ入社時も研究したいって話はしているので、筋は一応徹でしょう。
ちなみに、専門学校の形式上の面接試験でもゴリゴリにデスボイスを研究したいことを話してます、オタク。

最初に計画していたのは社会人院生で、来年度の受験を検討していました。
何事も早いこと行動するに越したことは無いとそそのかされたので、ですね。

社会人学生をするのであれば、一応学費はどうにかはなる見通しではあります。
私立も理系じゃなければ貯金で払いきれる程度には、入学までにどうにかはなるので。
収入が途切れないというのは本当に大事なわけですね。

ただ、先述したように理工系に進むとなりますと、基本的に昼間学生…普通に通いになります。
そうなりますと、もうその倍額くらい貯金をしないと収入なしで生活出来ないんですよね。
バイトは出来たらしたいですし、当ブログでも書いたように何かしらで収入を獲得したいとは思っていますが、そこを頼ったプランニングは出来なかった時に詰みますので。

学生をすることを見越すと、生活費でざっくりと300万円ほど貯めておきたくなっているわけです。
そうすると、まぁ年に無理なく貯金できても100万円ほどなので、単純計算3年増すか、というところです。

そういったわけで、進学の目安は最速再来年、遅いともう数年伸びるかなと。

4.進学の候補

大事なことですが、まだ特に研究訪問もしていないですし、何かコンタクトを取っているわけでも無いです。

あっさりネットで調べた範囲で、希望の候補をまとめておきます。

①国際医療福祉大学大学院 保健医療学専攻 言語聴覚分野

最速で進学する上で且つ恐らく手堅く始められるところです。

単純に、音声関連の言語聴覚療法学をやっている人がここくらいしかパッと見つかりませんでしたのと、社会人学生を出来て且つオンラインでの授業等があるなど、働きながら通うなら最適な感じとみています。

難点は私立なので学費が高いことですが、働きながらなら関係ないですね(貯金オールイン)。
あとは修士(言語聴覚学)なので、博士の際に行先は幾らか絞られるかなという感じです。

②筑波大学大学院 人間総合科学研究群 リハビリテーション科学専攻

最速で進学その2です。
相対的に入試の難度が高いかなというので、候補2です。

こちらも社会人学生を出来る点は同じですが、国福との相違点は音声障害に関する教授がザっと目を通して見当たらない点です。
学費は安いんですし、研究をするにあたって大学の設備としては申し分ないのかなと予想しますが、やりたいこととマッチした教授がいないというのは怪しいかとも。

ひとつの手段として、院内の他研究群の教授に助けを求めたり、他大学の教授等を当たったりも出来ると後輩から聞きましたが、実はかなり色々な能力が要求される所業では…と思っています。

こちらでは修士(リハビリテーション科学)になります。

③筑波大学大学院 システム情報工学研究群 知能機能システム専攻

理転の選択肢に突入です。

こちらの音響システム研究室が、楽器ではあるんですが音色のメカニズムの研究・解析をしているので、親和性が高いかなと考えている所存です。

④九州大学大学院 芸術工学府 音響設計コース

TOFLEが非常に壁ですが、圧倒的に良い環境と予想はされます。
数回、実験で訪れているのでイメージなども出来ていますしね。

音声学に強い教授がいますのと、聴覚心理で行くならここがベストなのかなぁとぼんやり思っています。

⑤立命館大学大学院 理工学研究科 機械システム専攻

仮声帯の研究もしている教授がいるところです。
喉頭のモデルを用いた実験もしていたりしますね、勿論ヒトでは無いです。

私立理系なので、学費は大変ですね。

⑥上智大学大学院 理工学専攻 情報学領域

声道モデルを作ったバリ強い教授がいます。
音声関連は聴覚ともに非常に強いのかなと予想します、予想は。
加えて、上智は言語聴覚療法学に関する専攻もあるので、学内でなんやかんやしやすいのかな?と雑に推測します。

ただ、学費は高いです、非常に。

5.理転に際しての選択肢

先述のように、理転するとなると色々とハードルが高いわけです。
実際の勉強もそうですが、文系学士から他大学の進学は恐らく相当にハードルが高いものでしょう…と思うわけです。

また、進学に際して昼間学生になることもあり、良くも悪くも時間が生まれます。
その際に、まぁ適切な選択かはわかりませんが、幾つか魅力的な候補があったわけです。

①放送大学 教養学部 選択履修生

みんな大好き放送大学です。
学費が安く、理系関連の科目もあって、テスト以外はオンラインで受講可能!

学士はとっても教養なので、それによって有利になるかというより、カリキュラムに沿って勉強できる点が良く、単位取得も出来るので良いな、という程度ですね。

②帝京大学 理工学部 情報科学科 通信教育課程

放送大と同じく、オンラインでの受講ベースで理系科目を履修できます。
また、こちらは通信で唯一、学士(工学)を取得できるというのも魅力ではあります。

編入で、恐らく2年生から入れば3年で工学士!とはなれますね。
別に現在の学士(政治経済学)でも行けるはいけるんですが、変わるのであれば全然取りに行くぞ、とは思います。

先々がわからないことも込みで、現実的には来年度から放送大選択履修で単位認定される科目を取りつつ、必要に応じて再来年に帝京へ、も良いかなとも。
ここはちゃんと調べないと年数伸びたり入学料分だけ損をするので、要検討です。

6.総括

後半はゲームに誘われ駆け足になりましたが、今のところの見ている点はこういったあたりです。

改めて、自分のやりたい・できる事と各大学に所属する教授などとを照らし合わせ、研究室訪問は早くから進めていきたいなと思います。

研究テーマ検討もブログで軽くまとめていきたい所存ではあります、ざっくりは。
どこから内々でやる方が良いかはわかっていないのですが、今のうちはオープンにアウトプットしてヒントを得られる機会を得たいなという所存です。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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