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「宇宙葬ロケット打ち上げ失敗!」から宇宙葬を調査

Gigazineの記事「宇宙葬打ち上げ失敗。120人分の「遺灰が入ったカプセル」がバラバラに散る」を紹介します。
タイトルから察しがつく通り、宇宙葬のロケットが打ち上げ直後に爆発したとのことです。
ロケットの中に納められていた遺灰カプセル120個は、飛散したもののなんとか回収され、時を改めて打ち上げられる予定のようです。

記事をきっかけに、宇宙葬について調べてみた内容を紹介します。


宇宙葬の今

葬儀の形は多様化しており、その中の1つが宇宙葬でもあります(とはいえ、宇宙葬はまだまだメジャーではありません)。
毎度のように、ChatGPTに「宇宙葬」について聞いてみました。

宇宙葬について教えて。世界と日本の事情についてそれぞれ教えて。

https://chatgpt.com/share/309596d4-e5be-433c-980a-230f49e398f9

宇宙葬とは?

宇宙葬は、遺骨や遺品を宇宙に送り出す新しい形の葬儀です。これは、遺骨を小さなカプセルに入れてロケットで打ち上げ、地球の周回軌道に乗せることで行われます。この方法は、従来の墓地埋葬や海洋散骨とは異なり、故人の記憶を宇宙に託すという特別な意味を持っています。

日本における宇宙葬の事情
1.普及と人気: 日本では、核家族化や高齢化が進む中、葬儀の形態が多様化しており、宇宙葬も注目を集めています。特に、故人の宇宙への思いを実現したいという希望から、このサービスを利用する人々が増えています 。
2.サービスの提供: 日本では、SPACE NTKなどの企業が、SpaceX社と提携して宇宙葬サービスを提供しています。遺骨を月や宇宙へ送ることで、故人の遺志を実現することが可能です 。
3.費用と利便性: 宇宙葬は、墓を建てるよりも費用が安く、手続きが比較的簡単であることから、一部の人々にとって魅力的な選択肢となっています 。
世界における宇宙葬の事情
1.国際的な動向: 宇宙葬は日本のみならず、アメリカやヨーロッパでも徐々に普及しています。特に宇宙旅行が身近になってきた現代では、宇宙葬を選択する人々も増えています。
2.サービス提供企業: 世界的に有名な企業がこのサービスを提供しており、ロケット打ち上げ技術の進歩により、宇宙葬の実現がより現実的になっています 。

宇宙葬は、個々の希望や文化的背景に応じて多様化する葬儀の一例であり、今後さらに注目される可能性があります。

https://chatgpt.com/share/309596d4-e5be-433c-980a-230f49e398f9

ChatGPTによると、日本でも宇宙葬サービスをSPACE NTKが提供しているようです。

SPACE NTK概要

SPACE NTKがどのような会社なのか、同社のHPから紹介します。
本社をつくばに構える会社です。
代表の葛西さんは、大手葬儀会社での勤務経験を経て、葬儀会社を立ち上げ、2017年々にSPACE NTKを立ち上げています。
2022年には世界初の宇宙散骨を行っており、2024年には2度目の宇宙散骨を予定している模様です。
打ち上げのロケットには、SpaceXのFalcon9を使用しています。
また、2024年は宇宙生前葬・月面散骨受付を開始のように近年、宇宙を舞台とした葬儀に積極的に取り組んでいます。

宇宙葬の価格

ChatGPTの回答で気になるのが、「墓を建てるよりも費用が安く」という記述。
素人目線では、どうしても高く感じてしまいがちですが、実際のところはいくらくらいなのでしょうか?
SPACE NTKの記載内容を紹介します。

少量(卵1つ分)/地球の軌道周回    550,000円
少量(ご遺骨の一部)/地球の軌道周回  1,100,000円
人(1人分)/地球の軌道周回  7,700,000円~
宇宙遺骨旅行(20g)  550,000円

SPACE NTK(https://space-ntk.com/service/

一方、墓はいくらくらいでしょうか?
大手葬儀会社の東京博善によると、「一般的な墓石タイプのお墓の費用は、平均すると100-200万円ほどが相場」のようです。
とはいえ、墓には土地代や管理費などがかかるなど、場所などによって大きく金額が変わってきます。

人1人分であれば、宇宙葬は770万円以上するなど、まだまだ墓タイプに比べて高額であることは否めません(ChatGPTの記載を真に受けることはまだできません)。
とはいえ、今後の技術進歩や宇宙葬への需要の高まり、墓の土地不足に伴う需要拡大などが生じれば、宇宙葬の料金は徐々にではあるものの下がってくることが期待できるかもしれません。

まとめ

宇宙葬について簡単に紹介してみました。
葬儀の形が多様化する今、自分がどのように送られたいか事前に周りに伝えておくことは、遺された人が困らないためにも必要なのではないか?と、宇宙葬を調べることで感じました(費用面など)。

今回打ち上げに失敗したとのことですが、次回はぜひ成功してほしいですね。
失敗が続くと、さすがに宇宙葬へ「?」という雰囲気ができてしまうだろうし、個人的には宇宙葬をしてもらいたいと思っている立場ですので。

ヘッダー画像:UnsplashBryan Goffが撮影した写真

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