見出し画像

老舗紳士服、米ブルックス・ブラザーズが思い出になった日


りょうこ@ロンドンです🇬🇧
こちらのニュースはかなり衝撃でした。


5月に、J.クルーや百貨店のニーマン・マーカス グループ、JCペニーなどが相次ぎ破綻。セックス・アンド・ザ・シティによく登場していたバーグドルフ・グッドマンもニーマンマーカスグループです。
個人的には、バーニーズNY、ニーマン・マーカス グループが好きだったので、それに次ぐ衝撃です。


2018年、偶然NYで店舗の前を通りかかった
Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)は
1818年、ヘンリー・サンズ・ブルックスによって
創業されたので2018年で200周年。


ピッティ・ウオモの特別ショーとして
イタリア フィレンツェのヴェッキオ宮殿で
創業以来初となるファッションショーを開催したり
200年記念イベントも当時は目白押しでした。

画像2


アメリカで初めて既製スーツを販売し
"アメリカンクラシック"と呼ばれる
"アイビーリーグルック"を発信しながら
エイブラハム・リンカーン
ジョン・F・ケネディ
バラク・オバマと
歴代の大統領御用達のポジションだった
ブルックス ブラザーズ。


うちのアカデミーのメンズスーツの授業では
必ず名前を出すアメリカの老舗ブランドであり
東京の青山店の佇まいも好きでした。
(表参道への移転はどうなってしまうのだろう)


2018年当時、NYの店内に入ってみると
どれを組み合わせても、シャツ4枚で...というキャンペーン中でした。

画像2


ただ、日本人にとってアメリカンブランドの問題はサイズ。
インチでのサイズ感、シャツの型やデザイン、吊るしのスーツのサイズを
夫にいろいろと試着してもらい、研究。

画像3

(ベンツのまつり糸は、スタッフの方がその場で切ってくれました)

日本から持ってきたスーツのパンツをNYで破ってしまった夫(苦笑)
私がNYに滞在している間にスーツをパターンオーダーしてみようと
3回電話して調整を試みましたが、テーラー、スタッフ、私たちのスケジュールが合わず...
まずはシャツ4枚を購入し、スーツのオーダーは次回に持ち越し。


そして2ヵ月後、NYのMadison Avenueにある
ブルックス ブラザーズ マディソン本店へ行ってみることにしました。

画像4


ビルの建物全てが、ブルックス・ブラザーズ。
吊るしのスーツがセール中で、その場でテーラーさんに採寸してもらい、
お直しを依頼して、スーツを2着購入。

画像6

画像6


スタッフの方々ともお話させていただきました ^ ^

画像7


マディソン本店の2階は、全てスーツで埋め尽くされていて
こんなに??と思ったことを覚えています。

今後新しい資本が入って救済されるのかはわかりませんし
ビジネスファッションのカジュアル化が進む昨今ですが
「アメリカのスーツの代名詞」と言われた米国最古のアパレル企業。

老舗ブランドが消えてしまうのは
やっぱり寂しいものですね。


あなたの応援がチカラになります❤︎ いただいたサポートは<好きを仕事にする>活動や今後のnoteに生かすための研究に使わせていただきます!