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【台湾旅行】 バック・トゥー・ザ・台北 DAY1

2024年11月、約5年ぶりの台湾旅行へと旅立った。
食べて、食べて、また食べて。
美味しい台湾をお届けします。



はじまりはいつも雨

いくら北国とはいえ、この時期に雪は珍しい


ならぬ、大雪。
前日まで天気予報とにらめっこしていたが、最悪マイカーは諦めて公共交通機関で行こうと気持ちを切り替えた。
当日もこの調子であったが、旅行の高揚感もあってか夏タイヤのマイカーで空港へと向かった。
道中、高速道路では自動車事故で30分程度の足止めを食らうことにはなったが、概ね予定通り、無事に空港へと到着した。
後日、この無謀なドライブ話を聞いた母親から、それはもうこっぴどく怒られた話はあまり語らないでおこう。


とても静かな台湾人

初めてのタイガーエア


世界的パンデミック後、私は韓国旅行にハマり3回連続ソウルへ旅行していたので、韓国以外への旅行は久しぶりだ。
飛行機内は日本人3割、台湾人7割といったところだろうか。

まず驚いたのが、台湾人のお行儀の良さ。
大きな声で話す人もいなければ、席を立ってウロウロする人もいない。カップラーメンの匂いが機内に充満することもない。
それが良い悪いを言っているわけではなく、日本人に通ずるものがあると直感的に感じた。
(ちょっと物足りなく感じるのは、私が韓国ナイズされすぎたせいだろうか)

機内で聞こえてくるのは、旅行にうかれて騒いでいる日本人の若者グループの声だけ。
特にオチのない話をたっぷり4時間披露してくれた彼らに、「元気でいいね、若者よ」と、なま温かい目で見守った私を褒めてあげたい。


旅の香り

桃園国際空港


空港に降り立つと、猛烈なウェルカム台湾臭で迎えられた。
嗅覚は記憶に直結すると聞いたことがあるが、過去2回訪れた台湾の記憶の引き出しに、その香りはなかった。
帰国時こそ受け入れられたが、初日は猛烈な香りが受け付けられず、空港でも街中でも苦しめられることになる。

誤解のないよう言っておくが、決して台湾が臭いと言っているのではない。
臭豆腐や八角が苦手な私には、慣れるまでに時間がかかったというだけのこと。
でも安心してください、帰国後すぐに台湾が恋しくなりました。


眠らない街、中山

キラキラ輝く中山駅前


数年前の記憶を頼りに、ホテルは中山駅付近にとった。
夜の6時頃に到着し、駅から出て驚いた。
なんてきらびやかで、たくさんの人がいるんだろう!

中山駅周辺は日本でいうと銀座に近いと聞くが、まさにその感覚だった。
北国に住む私が、出張で訪れた銀座のイルミネーションに衝撃を受けた時と同じ。
街がキラキラ輝いて、そこにいる人みんなが幸せそうに見えた。

もう随分東京へ行っていないけど、あの活気は今もあるだろうか。
最近物騒なニュースが増えたが、日本はどこへ向かうんだろうか。
そんな日本の景気に思いをはせつつ、ホテルへと向かった。


台湾と言ったら夜市でしょ part1

2ヶ月弱の工事が終わったばかりの夜市


ホテルに荷物を置き、休憩もそこそこに街へと繰り出した。移動で疲れた老体にはきついが、台湾グルメを食べたいという欲望には勝てない。
ホテルから徒歩15分にある寧夏夜市へ行くことにした。

木曜の19時半、なんと人の多いことか!
そして夜市内の道の狭さ。注文のために立ち止まる事を躊躇するくらい道が狭く、人とすれ違うのがやっとだ。
人混みが苦手な私にこれはきつい。
短期決戦だ!そう決めた私は数ヶ月見まくった数々のYoutubeでおすすめのお店を、ピンポイントで攻めていくことにした。

1.方家鶏肉飯

左:魯肉飯  右:鶏肉飯

常に長蛇の列のようだが、ウェイティングがちょうど途切れたタイミングで運良く座ることができた。
まだ工事の影響が残るガッタガタの道路脇に置かれたイスで食べる初台湾メシのなんと美味しいことか。
個人的には旨味たっぷり鶏肉飯が好み。

2.爆漿脆皮魷魚

イカに生のきゅうりと大根を詰めて揚げている

揚物Loverとして絶対に食べたかった一品。
プリップリのイカに、シャキシャキのきゅうりと大根が詰められていて、揚物なのにさっぱり。選べるシーズニングはレモンペッパーをチョイスしてさらに爽やかな味に。
罪悪感ゼロ、カロリーゼロ!(願望)
竹串で刺す時点でボロッボロに崩れてしまうのが難点ではあるが、絶対にまた食べたい大好きな味。

3.地瓜球

梅パウダー推し

パンデミック前には見かけなかったと思われる地瓜球は、今や台湾夜市の定番らしい。どの夜市でも必ず売っていて、だいたいハズレがない。

ぎゅぎゅーっと圧をかけて揚げる独特の製法で作られるこの食べ物は、ポンデリングが好きな人はハマること間違いなしのモチモチ感と、ほんのり甘いさつまいも風味の素朴な味がたまらない。
とりあえず見かけたら買っておきましょう。


運命の出会い

茹で落花生・タロイモ・葛餅トッピング


大混雑の夜市を駆け抜け、甘いものでホッと一息つきたくなった。
約300を超えるGoogleMapの行きたいところリストから、夜市近くの人気豆花店「豆花荘」をチョイス。日本語を交えて感じよく接客してくれる店員さんへ豆花を一つ注文する。
大きな器になみなみと注がれたシロップをこぼさないよう、慎重に2階席へと運ぶ。見るからにプルップルのほわっほわ、その愛らしい見た目に嬉々とスプーンで一口。

おっ?おぉっ?!
これは…、豆腐…?うん、絹ごし豆腐だ!
だけど不思議とほんのり甘いシロップととても相性がいい。3種類のトッピングもどれも美味しくて、スプーンを運ぶ手が止まらない。スルスルと一気に完食してしまった。

この一杯を境に、私はどっぷりと豆花の魅力にハマってしまったのである。


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Kei
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