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汚部屋から脱出 第一回 掃除は自分と向き合うことと誰かが言いました。

掃除をすると情緒が安定すると誰かが言っていた。
しかし、今の家に引っ越してきた時からの、オタクとしての誇りと埃がつまった部屋は一筋縄ではいかない。本当に。

元パートナーと生活していた2年は、「持たない生活」を心がけていた。
ある意味持たないことによって情緒は安定していたが、元パートナーがナチュラルボーンモラハラ(ついに言った)だったため、どんどん顔は引きつっていったらしい。
「いつか出ていきそうで怖い」と言われるぐらい、部屋には何も置かなかった。実際、軽自動車で3往復ぐらいで引っ越し完了した。

元来、物を捨てられなかった。
プレゼントでもらったものはもったいなくて食べられない。
プラスチックのカップ麺どんぶりも私にとっては宝物だった。
高校時代は毎月のお小遣いが5000円だった。大学生になりバイトを始めてからラノベや漫画を自由に買えるようになった。
社会人になってからは収入が増え、ゴシック系の服に大金をつぎ込んだ。
漫画の絵を描くことも小説を書くことも好きだった。部屋の箱を開けるとたまに落書きが出てくる。定期的に処分はしていたが、まだまだある。

部屋は私の人生、頭の縮図だ。
床の可視面積が3割を超えたことがない。このぐちゃぐちゃが今の私なのだろう。
とりあえず、できそうなところから捨てることにした。(ナチュモラがプレゼントをくれた時の包装紙3回分は秒で捨てた)

前の職場の給料明細が出てきた。「断捨離」「給料明細」で検索すると2年くらいの保管でいいらしい。今の職場に勤めて5年だからこれはもういらない。びりびりに破いた。
健康診断の結果が出てきた。これはだいたい5年分らしい。じゃあ今の職場のものだけをとっておこう。
車の保険見積もりやら領収書やら軽自動車の納税証明書が出てきた。前の車の物ばかりだったのでこれもごみ箱へ。
ふと本棚に目を向ける。高校時代までの教科書は図録以外はほぼ処分した。
あるのは今の仕事に関わる教科書だ。その中に、資格試験の模試の解説書が出てきた。試験に受かった今、これはいらない。もっというと10年前のデータなど今は古すぎて役にたたない。あっと言う間に本棚に20センチ以上のスペースがあいた。

タンスの上に積んだ段ボールを開けてみると、フェリシモで買った手芸キット(未開封)がたくさん出てくる。老後の楽しみに……いや今は手芸している時間もないからいらない。メルカリに登録して出したら1時間で3個売れた。
漫画本も捨てる予定だったものから出品していく。(実はこれは販売に難航している。売れたのは1タイトルだけだ)
家に帰ってきた時に持ってきた荷物の中に、スカートがあった。アクシーズファムのものだ。こちらも一時狂ったように買っていたが、2年前に大断捨離をしてその時に残った貴重な数枚である。
こちらも出品したら3時間ぐらいで売れた。どうやら海外からの代行購入らしい。グローバルな世の中だ。

こうしてみると何でこんなもんとっておいたんだというものがいっぱいある。少しずつ整理をしていこう。
そしてそんな様子をちょっとずつ書いていこうと思う。

今日捨てたもの
・大学時代の資格試験関係書籍 8冊
・教員免状取得のために使っていた専門教科の教科書 2冊
・健康診断とか給料明細とかハロワの書類 30枚くらい
・東京アカデミーの教科書 3冊
・高校時代の教科書とか問題集とか参考書 10冊くらい

今日お嫁に出したもの
・スカート 1着
・雑誌 1冊
・手芸用品 3個

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