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自信を持って人前で話すコツ#準備編

これまで8年間教員として務める中で、毎日のように人前で話す機会をいただきました。

それは子どもたちだけでなく、保護者の方や他の教員に向けて、また大学生たちに向けた研修も行うなかで大切にしてきた「話し方のコツ」をまとめていきます。

何のために話すのか

人前に立って話す。

そんな機会は思わぬ時にやってきます。

社内研修を任された
結婚式のスピーチをお願いされた
飲み会の幹事になった

場面は様々ですが、何か話す以上、そこには「目的」があるはずです。

こう自分に問いかけてみてください。

「自分の話が終わった後、その場はどうなっていたら成功ですか」

聴いてる人のやる気を引き出せば成功?

感動で泣く人がいたら成功?

話のゴールを明確にすることで、話すべきことや振る舞いが見えてきます。

何を求められているのか

「俺の話を聞けー!!」

という時でない限り、人前で話す際は誰かからお願いされることが多いはず。

つまり、あなたの能力や人柄を評価された結果、話す機会を得ているのです。

では、あなたの「何」を評価されたのでしょうか。

評価とは、言い換えれば「期待」です。

知識が豊富だから、その知識を教えてほしい。

いつも元気だから、場を盛り上げてほしい

ファシリテートが上手だから、話し合いを回してほしい

相手に期待されるということは、それはあなたの「強み」です。

強みを生かし、期待に応える話の内容を考えましょう。


外せないポイントは何か

「○○について話してほしい」

と言われたとき、そのことに詳しいあなたの頭の中には言いたいことがいくつか浮かんでくると思います。

それを全て紙に書き出してみましょう。

書き出した中から、特に大切な3つに丸をしてください。

その丸をした3つが外せないポイントです。

パワーポイントなどのスライドをまとめる時にも

「1スライド1メッセージ」

なんていいますが、スピーチや研修の時には

1回の登壇で1メッセージ

くらいの方が良いです。

もちろん、そうも言ってられないときもありますが、
その場合はこのあとに出てくる

「10分でまとめろ」を参考に

10分✖️3で考えるとよいでしょう。


10分でまとめろ

例えば30分話す時間を与えられたとします。
この30分、あなたならどういった構成を考えますか。

物語を語るように
「起承転結」で30分を組み立てる

これも悪くはありませんが、かなりレベルの高い方法です。
おそらく、多くの人が話の途中で聞く気を失くすでしょう。

それはあなたが悪いのではありません。

そもそも人の集中力なんて15分が限界と言われています。

ではどうするのか。

10分で話を納めるのです。
起承転結でいうと

→自己紹介や話しの目的、アイスブレーク
→伝えたいポイント

これで10分です。

残りの20分で
→ポイントの理由や根拠、背景
→異なる考えや実例の紹介

あくまでこれは一例です。
例えば、実例がめちゃくちゃインパクトのある内容、笑える内容、考えさせる内容であれば先に持ってきて、相手を引き込むことも考えられます。

どちらにせよ、10分ほどで伝えるべきことは伝え切る、そう思って内容を精選しましょう。

まとめ

人前で話すとき、頭の中を整理しておかないと話が思わぬ方向に行ってしまうことがあります。

○何を話すべきなのか
○何を求められているのか

この二つを明確にすることで、お話迷子をさけることができます。

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