8月31日、デュルケーム、健屋花那
フランスの社会学者エミール・デュルケーム(1858-1917)は『自殺論』という刊行物において、自殺を大きく4つに分類している。すなわち、集団の結びつきがあまりにも弱い社会においてみられる①自己本位的自殺、集団の結びつきが絶対的で強固な社会にみられる②集団本位的自殺、規制が緩すぎる社会においてみられる③アノミー的自殺、そして過度に規制が強い社会における④宿命的自殺、である。
①自己本位的自殺では「集団への奉仕」という「生きる意味」「目的」が見いだせずに自ら命を絶つ。②集団本位