マガジンのカバー画像

Deaglet コラム VTuber関連

45
Deagletworksが執筆したVTuber関連のコラム記事をまとめています。
運営しているクリエイター

#ホロライブ

「やりたいこと」と「ルール」、どちらを採るべきか

 去年あたりから、事務所所属のバーチャルYouTuberやバーチャルタレント(以下VTuber)が卒業や契約終了、除名といった形で活動を終えることが増えてきた。  個別の事案については、当事者間の意向や判断なども絡んでいるため、一概に良し悪しを判ずることはできない。しかし、活動が活発的だったVTuberでも卒業の告知が出されるなど、順調にもかかわらず名義を捨てて事務所を去るパターンが見られ、以前に比べて事務所所属のメリットがなくなっている雰囲気だ。  一方で、にじさんじやホ

¥200

ホロライブ『清掃員事件』は何故炎上したのか ~印象から生じる批判論~

 バーチャルYouTuber事務所、ホロライブ所属の5期生『ほろふぁいぶ』のコラボ配信中の発言が取り沙汰され、炎上騒ぎになっている。これまでも数多くのトラブルが生じ、各界から批判の目が向けられる中での事件ということで、批判の声も一段と強い。 どんな発言があり、何が問題視されたのか 彼女らが何をしでかしたかについては、配信のアーカイブを見てもらうと良いだろう。  問題の発言がなされたのは、雪花ラミィ・獅白ぼたん・尾丸ポルカの3人がMinecraftをプレイしていた最中のこと

¥100

新人ラッシュとその世知辛い背景

同時デビューとしてやや多い『5人組』の意味 2020年8月6日、いちから株式会社が運営する『にじさんじ』とカバー株式会社が運営する『ホロライブ』のそれぞれから、電撃的に発表された新人ライバーの参戦。いずれも「女性のみ、5人組のグループ」という同じようなメンバー構成となった。  そのコンセプトやデザインに違いこそあれ、この時期の大量加入は今年下半期の見通しを踏まえ意図したものと見るべきだろう。すなわち、今後の新規採用やグループ拡大が滞る可能性を前提に置いた、長期スパンを視野に

¥100

再燃ホロライブ 打開の道筋はあるのか

止まらなかったその結末 6月の騒動から約2ヵ月、文書で通知し改善を約束した筈のホロライブは現在、とても残念な事態に見舞われている。  今回の騒動は、ホロライブプロダクション所属のバーチャルライバー『大神ミオ』の配信アーカイブ動画2件が、プレイしたゲームタイトルの版権を有するCAPCOM(カプコン)から権利者削除されたことに端を発する。  彼女はCAPCOMのタイトルである『ゴーストトリック』の耐久プレイ配信を行い、その様子をアーカイブ動画として残していた。2枠分に渡り行われ

¥100

権利許諾問題は利用する側だけの問題か

止まれなかったホロライブ 6月に入って以降、『ホロライブ』とその運営を行っているカバー株式会社の周辺で大きな騒動が起こっている。  きっかけは、任天堂のゲーム実況配信に関するガイドラインが改定されたことだ。バーチャルYouTuberを多く擁する事務所である『にじさんじ』の運営元である株式会社いちからが、このガイドラインの中で包括契約の法人として明記され話題を呼んだ。一方、同様の形態でバーチャルYouTuber事務所を運営し、なおかつゲーム実況配信による集客力の高かったカバー

¥100

『ARKマルチサーバー』に見るにじさんじとホロライブの違い

 今年に入り、にじさんじとホロライブという2大VTuber事務所において、急速に流行の度合いを強めているゲームがある。その名を『ARK:Survival Evolved』という。  ざっくりと説明するなら、オープンワールドのマップを探索し、原野に生息する恐竜や古代生物達を捕らえて飼い馴らし、難敵の潜む洞窟や強力なボスキャラクターを踏破するアクションゲームである。周囲の環境に対して不利で無力気味なキャラクター、ブロック化されたアイテムを組み上げる建築やアイテムの合成といった要素

¥100