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三上について、ドレス効果、SNS

三上。ひらめきのために中国北宋時代の欧陽脩が唱えたもの
人がモノを考えるときに考えやすいとされる場所
馬上(馬にのっているとき)
枕上(布団に横になっているとき)
厠上(トイレにいるとき)

馬 現代ならば電車、車、バス、自転車もそうだと思う。布団やトイレは現代も変わらないだろう。もう一つ付け加えるなら風呂もそうだ。

 ふと思ったのだが、これらがなぜ考えやすいのか?共通しているのは身動きが取れないこと、個室、一人。パートナーがいる方はお布団でも二人という時はあるだろうが二人同時に「せーの」って感じで眠るということはない。どちらか先に寝れば起こさない限りは一人だ。

 もう一つ、この三上トイレ以外ではかなり配信されてる。しかも個室、一人、身動きが取れない、三要素を含めると「化粧」「ゲーム」「料理」もそこに含まれる。この三上はなにかありそうな気もしないでもない。視聴者もそれを見たいのか?集中して何かぶつぶつと言いたい人間と見たい人間のマッチングがばっちり合うのだろうか?と考えている。

馬上、ハンドルを握ると人格が変わること。
僕もそのタイプで「なにしてんの?」「こっちこいやボケ」とか一人だと言ってしまう。そういう意味では素ではない部分、または素(どっちが素なのかわからんが)を見たいという覗きのような願望は人には無きにしも非ずといった感じだし、親和性もある程度ありそうではある。暴論なんですけどね。

→ ドレス効果 ドレス効果の説明
・「ドレス効果」ということから、「身に着ける制服・衣服」が連想されがちですが、この「ドレス効果」は「自分が乗るもの」とも関わっています。
普段は非常に温厚な人が車を運転しているときだけ人が変わったように好戦的になったり、他の車をあおったり、歩行者に対してどなりつけたり……などの行動をとることがあります。
これは車によるドレス効果が原因だと考える向きがあります。
歩行者よりも圧倒的に強い立場にあり、大きさもある「車」によって自分自身が強くなったように勘違いをするのです。
ドレス効果の実験 https://note.com/learners_high/n/ne2152926646c より引用
米国 : ウェーバー州立大学の実験
 アメリカ合衆国ユタ州、ウェーバー州立大学。ブラッド=ブッシュマン 彼は実験時、無作為に選定した150人の歩行者に声をかけ、「あそこでお金が足りずに困惑している人がいるのですが、僕は今持ち合わせがないので、 1ダイスだけでも恵んであげてくれないか」と懇願しました。彼はその際、意図的に3つ(カジュアルな服装、消防士の格好、スーツ姿)の服装を使い分けました。
【実験結果】
消防士が1番、お願いを受容してもらいやすかった
 そして、実験後に全ての比率を概算した結果、承諾を得た確率順に①消防士82%、②スーツ50%、③カジュアルな服装44%という結果になりました。消防士の承諾率は他者と比較して一目瞭然、圧倒的です。
 これは、権威性のある服装は、人の決断を大きく左右(誘導)すると言える実験結果でしょう。 
引用ここまで

 SNS、動画配信サービス。フォロワーやチャンネル登録者、再生数などで強くなったように感じる。またはその逆に自分が弱い感じるということもある。
 しかし、ドレス効果と集中できる環境の三上(3つ以上だけど)、配信の親和性には何かあるような気がしてならない。
 思うのだけれど、ハンドルをもって性格が変わる人間を精神分裂者、運転弁慶とは言わないのなら、SNSである一定の人格(アカウント)を運転している人間をその人間の本質としてみてしまうというのは違う気がするし、去年ぐらいまでは「なぜサブ垢などという無益を…」とか考えてた。しかし、実体験すると、自家用車と社用車とバギーを同じように運転する人間はまずいないのだからさほどおかしくはないだろう。

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