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1.会いたい人には会いに行ったほうがいいということについて

ここ2週間で出会ったことばが、

・会いたい人には会いに行け
・小さいものでもつくることが大事

だったので、私も小さくnoteで自分の考えをアウトプットする。

最近「会いたい人には会いに行ったほうがいい」ということに様々な人から言われる気がする。

わたしたちが27歳だったころ」という本を読んだ。25人の著名な女優、漫画家、放送作家の人たちが27歳の頃の話をする。その中で大竹しのぶさんが共演していた若い俳優さんから「いくらこの人と話したいこの人のお芝居好きって思ってもそれを自分から言わなかったら伝わらないよ。待っていても向こうからは絶対来ないんだよ。」と言われたという話があった。

また、大学からとてもモテてた(いまもモテてるだろう)美女の友人と久しぶりにごはんをしたときに、より一層美しくなっていたので、美しさの秘訣をきいた。すると、かわいい子に会って自分もかわいくなりたいという気持ちを高めているという言葉がかえってきた。たしかにその子は、大学時代から他の大学のミスの子もたくさん知っていたし、インスタのインフルエンサーの知識も私よりも何倍もあった。最近は、インスタで見かけた美しいお姉さんのファンになり、そのお姉さんがアイリストだったので、マツパを月1で予約して会いにいっているとのことだ。最近はゴルフのかわいいインフルエンサーのファンになり、その人に会うための手段を画策しているらしい。

こんな感じで、本や人から会いたい人には会いに行けということを様々な方向からさとされている気がする。

私も大学時代は、「学生なら誰でも会ってくれるから学生のうちに会いたい人にいろんな人に会っておけ」ということを言われて、気になった人にはなるべく会うようにしていた。それはとても有意義だったように思う。社会人になって、仕事が自分の人生の時間の半分以上を占めるようになると、自分の興味の方向性に向き合う時間・その先にいる人は誰かを考える時間も意識しなければ必然的に減っていくので、学生時代と比べて「いま会いたい人は誰?」と聞かれたときにパッとでる人が少なくなっている。

なぜ会いたい人に会うことが重要なのか?
理由は3つあると思う。

①その時の自分の好奇心と向き合うこと
②一流の人と会うこと
③一次情報をとりにいくこと

①その時の自分の好奇心と向き合うこと
自分が人に対して会いたいと思う理由はなにかしらあるわけで、そもそも会いたい人がいる人のほうが少ない。そしてその理由は自分のそのときの意識と結びついている。かわいいと思ったらかわいい人を検索したりするし、文章がうまくなりたいと思ったら作家とか自分の好きな文章を書く人を探す。小さい好奇心からその道で輝いている人を見つけ、その人への憧れが始まる。憧れはとても強い力をもっている。自分もこうなりたい、ああなりたいと自分のことを引き上げてくれる力だ。だからつべこべ言わずに会ったほうがいい。好奇心なんて移り変わりの激しいものだから、そのとき会いたいと思った人は数ヶ月後会いたい人ではなくなっている可能性が高い。

②一流の人と会うこと
大学入学前に就活無双した先輩に「大学時代やっておいたほうがいいことはなんですか?」と聞いたら一流の人に会えとかえってきた。この言葉は今でも覚えているし、実践してみてよかったと思う。学生時代コピーライターという職業を知り、有名なコピーライターが開催しているゼミに通った。そこでは、世界で活躍しているコピーライターはもちろん、作家の方だったり言葉や文章に向き合っている人たちにたくさん出会えた。その人たちの考え方・考え方からにじみ出る言葉を直に聞けるのはとても自分にとって重要な時間だったと思う。「あなたはもっとも多くの時間をともに過ごしている5人の平均である」とアメリカの起業家のジム・ローンは言っている。一流の人とたくさん会って、自分の中に一流の人のマインドセットを取り入れていくことが人生をよい方向に動かすためにとても重要だと思う。

③一次情報をとりにいくこと
ある本の出版記念会で作家さんに質問する機会があった。たしか作家さんは、ラジオパーソナリティとかをやられている方だった。具体的な文脈は忘れたが、私が「検索すればたくさんの情報があるのに、」といったことに対してその人が「ネットにのっている情報なんて本当に世の中のひと握り。全然のってないよ」と言われた。私たちはググることが癖になってしまっている。誰かが載せた本当か嘘かもわからない情報が大量に氾濫するインターネットの海の中で、知りたいことを打ち込むと検索結果が出てくる状況になれすぎてしまっている。でも私達の知りたいことはグーグルに本当に乗っているのか?私達の好奇心は1,2回検索しただけで満たされる程度のものなのか?出てきた検索結果に満足して、知ったかぶりをしているだけではないか?人に会うのには労力が伴う。しかし人に会うことは一次情報を取りに行くことだ。一次情報は情報が氾濫した世の中で唯一信じていいものだ。同じセミナーで登壇者が同じ言葉を言っていたとしても、会場の人が感じることは千差万別かもしれない。自分の過去の経験と紐付けて考えようとするからだ。労力が伴わない検索には、思考が必要とされない。労力をかけて会いに行って、自分の思考のエンジンをブルンブルンかけることで、それはあなたの思考として強固で頼れるものになる。

会いたいなと思った瞬間に、会いに行くためにどうするか?を考える。会えるかな〜どうかな〜ではなく、会いたい人がいたら会うともう決めておく。そしたら、脳は会うための手段を考え始める。

2023年、来年の目標で会いたい人をリストアップすることに決めた。



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