今に至る話　後編

前回のあらすじ

同期の芸人に電話でYouTube誘われました

詳しくは省きますが

恐ろしい背水の陣でYouTubeを始める気であると

それはもうとんでもないほど自分を追い込んでこの一年にかけると

そして聞く分にはそれが失敗すると大変なことになるぐらい後先考えていないと

そんでその博打に俺を誘いたいと

そういう話でした

事務所が一緒だった時、一番仲良くしてくれたのがゆきちの二人で

それが人生を賭けた大博打を打つ、と聞いて

ぐっと込み上げるものがありました

このYouTubeがもし失敗したら

二人が芸人を辞めてしまうかも知れない

そうはさせたくないと思いました

即決しようかなとも思ったんですが

でも生来の慎重で腰の重い性格のせいでできませんでした

一旦考えさせてくれとその電話を切りました

そんで風呂に入りながら「どうしよかなぁ」とか考えてみたんです

そしたらやっぱりやらない理由はないな、と

僕大学のサークルの同期が何年も前からユーチューバーで成功してたり

勢いのある若手芸人だったり

人気web漫画家だったりで

そこに追いつきたいという気持ちが常にあって

（あと中学の時いじめられてて、見返したい奴がいるとかの気持ちがあって）

抑えきれないほどの承認欲求を抱えているんです

それなのに組んでたお笑いコンビが不仲で上手くいかなかったり

コロナの影響で劇団ができなかったりで

そういうフラストレーションを吹き飛ばすようなことがしたかった

そこへきての誘いだったので、こりゃ乗るしかないなと思いました

そしてゆきち＋僕のユーチューブ始動

と相成りました

今の時代、一番用意するのに難しいのが

モチベーションの高い仲間を集めることだと思うんです

機材も安価でそれなりのが揃うし

技術もネットで調べれば大抵のことがわかる

アイデアだって、参考になるものがネットにいくらでも溢れてる

つまりそれらを使ってとことんやってやるぞって人間の存在が一番希少

ということになる

今それに恵まれた僕は幸せだなあと思いました

今日はこれで終わり！

打ち合わせ行ってきます！

ゆきちと↓