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初心者、DJコントローラーを買い増す

初心者 DJコントローラーシリーズの第4弾です。

この3カ月弱の間に、DJコントローラーに対する見かたが結構変わりました。
とはいえ己の情報収集力と、焦った見切り発車のため無駄が多いです。
全部2024年8月のお話しですが、今の相場価格と比べながら読むと僕のアレさが際立って見えます。


きっかけは仮免デビュー戦

Numark Party Mix LIVEは好きだよ?

 スピーカー内蔵だから、今のおでかけ DJセットがあればそのままお花見に持って行って身内だけの小さいパーティーとかできるし。好きだよ?……好きなんだけど、実際に人前でガチプレイしてみて、2点ほどかなり気になる部分が出てきたのも事実。

 1. EQノブの Hi(とか)がない

 仮免デビュー戦に向けた音出しテストでどどんに行った時に、コタツさんから聞かれて気づいたのだが、EQノブの Hiが無い。というか、いろいろ無いということ。

 これは将来的に見ると、結構な悪影響があると思う。
 今は Low入れ替えミックスも完遂出来ない僕だが、たぶんこれはこのままでは先々変な癖がつく恐れがある。パネル上に無ければ使えない。使えなければ使わない、使わないから意識しなくなる……という悪循環に陥りそうな気がする。

 2. Play/Pauseや CUEを含め、PADボタンが固い

 これも練習でしっかり触れてみて感じたことだが、結構力を込めてしっかりとボタンを押さないと反応しない。1回1回カチッと音がするまで押し込むイメージだ。押してる感が欲しい人には良いのかもしれないが、僕の場合は思っている以上に力が要るので、ジャストのタイミングで Playボタンを押しているつもりなのにちょっと遅れてしまう。

Pioneer DJ製を買おう

Pioneer DJのアレがやりたい

 いろいろお手本動画なども見たが、やはり Pioneer DJの何かしらを使っているパターンが多い。中でもちょっとカッコよく見えたのが、次の曲のCUEボタンをスタート前から何拍かポンポン押して、そこでタイミングを取ってからスタートさせるというもの。
 少なくとも僕の Numark Party Mix LIVEでは、CUEボタンが固くてあんな風にリズムを取るのがちょっと難しい。スタートボタンを押しても押せてなかったり、タイミングが遅れたりする。

目に留まったDDJ-SR2(本当は……)

 フリマで見かけた DDJ-SR2の新古品、お値段 26,000円。26,000円?! DDJ-SR2って確か新品定価で110,000円だったはず。商品説明にも「Amazonでは20万で販売されている」とあるし……とまあ、そんな感じ飛びついたのだが……。

 「騙された」という表現は、今思えば良くない。説明文にも商品名にも、しっかり「SB2」と書かれていた。完全に僕の不注意、ミスだ。僕のミスではあるが、DDJ-SB2ならヤフオクの平均落札価格は 15,000円程度。新古とはいえ+1万はちょっとモヤる。モヤったままなのは精神衛生上よろしくないので、恐る恐る出品者に問い合わせしてみた。

たいへん申し訳ございません

 正直モメたくはない。モメるのもまた、精神衛生上よろしくない。が、調べれば調べるほど、Pioneer DJなのに Play/Pauseや CUEボタンが Numarkっぽい PADタイプだったり、rekordboxに対応していなかったり、対応を謳う seratoも serato DJ INTRO(今で言う Lite)止まりだったりと、なかなかツライ情報が集まってくる。
 モニョモニョしていたが、結果的には「お互い納得した取引を」という申し出を早々にいただき、キャンセルさせてもらえた。
 本来は僕のミスなので、非常にわがままを言ったことは理解し特大の申し訳なさを感じつつ、今度からは商品説明を自分に都合よく誤読しないように気を付けよう。というか、オークションやフリマではなくちゃんとショップで新品を買おう。
 たぶんこの出品者のブラックリストには載っただろうな……。本当にごめんなさい。

Pioneer DJのどれを買う?

 今は Pioneer DJ製で格安の入門機ポジションが空席らしい。DDJ-200を薦めるサイトもあるようだが、軽く調べただけでも DDJ-200は結構特殊な機器のように見える。
 DDJ-200の特殊性と強みに関する解説がこちら。

 僕を後押しした、DDJ-FLX4を薦める note記事。

 確かに2024年8月23日現在の Pioneer DJの DJコントローラー製品一覧を見ても、最も安いのが DDJ-REV1、次いで DDJ-FLX4となっている。

 DDJ-REV1については serato DJ Lite対応となっているが、Pro版を使いたければサブスクか買い切りの追加コストが必要となる。

 一方で DDJ-FLX4は「マルチアプリ対応」とされているとおり、serato DJ Liteに対応しつつ rekordboxの HardwareUnlockにも対応している。PCDJソフトウェアの対応状況だけで言えば、DDJ-FLX4は DDJ-REV1を完全にカバーしていることになる。

 DDJ-REV1が39,600円、DDJ-FLX4が44,000円。新品を定価で買うと考えた場合、4,000円程度の価格差なら誰もが DDJ-FLX4を選ぶだろう。
 DDJ-FLX4にしよう。定価で税込み 44,000円。キャンセルさせてもらえた 26,000円に 15,000円を上乗せすれば、4万円ほど。自分はもう、仮免とはいえ DJデビューした。Numark Party Mix LIVEを買った時とは取り組む意気込みが違う。すっかり沼にハマっている。覚悟はできてる。

DDJ-FLX4を買おう

どこで買うか

 ざっと調べたところ、新品は定価売り(税込み 44,000円)のところがほとんどだ。いろいろアクセサリーを追加してもうちょっとだけ高く売っている店もあるようだが、最低限のアクセサリーとしてはヘッドホンを付けている店が多い。
 ヘッドホンは、持っている(しかもなぜか2つ)。足りないのは Numark Party Mix LIVEを買った時に省略したスピーカーだ。家でのコソ練用に使うスピーカーなので、そこまで音質にこだわるつもりはない。どうせ家でお高いスピーカーを使ったところで、現場の本気のスピーカーには敵わない。
 ただ、スピーカー「だけ」付いているセットというのがなかなか……と思ったら、あった。

 オプションでスピーカーが付いて値段は定価、在庫あり即納(2024年8月23日現在では「納期目安:10日~にて発送」になってました)、送料無料。ネットの古い口コミ評価がかなり低いが、最近はそうでもなさそう。
 よし、ここで買おう。特に迷うこともなく、無事に注文。最短納品もかなり早かったが、ちょうど予定のある日だったのでこちらからお届け日を指定した。

裏で入札していたDDJ-SB3

 SB2についてどうするか悩みつつ、「念のため他の候補に手を付けておこう」という思惑から、裏ではオークションで DDJ-SB3を 3万円弱で見つけていた。落札相場も調べたが、平均で 25,000円前後。+5,000円くらいなら持ってたクーポンによる値引きでチャラにできるし、とりあえず最低額で入札しておいた。

 しておいたら、なんと落札できてしまった……。この時、すでに DDJ-FLX4を注文済み。あれ? +5,000円って、変動の範疇ではないのか? なんでウォッチだけして誰も手を出さなかったんだろう? ひょっとして僕の相場観がなんかおかしい? そりゃ最近はオークションで競ったりはしていないが……。
 まあ、落札できてしまったものは仕方ない。ちょいと別の顔の件で臨時ボーナスも入ったことだし、いろいろ触ってみるか。使ってみて良かったら誰かに譲っても良いし、ボチボチだったらオークションなりフリマなりに流すとする。

続々到着

DDJ-SB3が先に届いちゃった

 DDJ-FLX4注文後なので、「ああ、4万円+3万円で、もう 7万円突っ込んでるな。すっかり DJコントローラー沼にハマってる。」などと思いつつ、荷物を受け取る。USB-A to Bケーブル以外の付属品や箱は全く無しだが、梱包はとても丁寧だった。どうやら売り手はリサイクルショップらしい。
 さっそく開梱して動作テスト。Windows版 serato DJ Liteおよび djay PRO、iOS版 djay PRO AIと、すべて動作良好。スピーカーを持っていないため DJコントローラーからの RCA出力だけは試せなかったが、ボタンや PADの押し心地がとても良い。
 やはり、Pioneer DJは良い……。

本命到着!DDJ-FLX4!

 素っ気ない段ボール箱が届いた。新品で箱付きなせいか、先に届いた DDJ-SB3より一回り以上大きな箱だ。さっそく開梱すると、よくある小型の安い PCスピーカーと DDJ-FLX4の箱が入っていた。

 付属品に欠品がないか確認し、設置してみる。スピーカーは USB給電で 3.5mmmジャックを RCAケーブルに変換する、よくある安い PCスピーカーだ。ケーブルが短かったので、設置可能な場所はかなり限定されてしまったが、どうにかそれっぽい場所を確保した。
 PCDJソフトも Windows版 serato DJ Lite/ rekordbox 7/ djay PROの 3種類は当然ながら無事に動くのを確認。触り心地が良い……とても良い……。

 困ったことが一つ。DDJ-FLX4は PCとの接続ケーブルが USB-Cになっているので、今の僕の「どこでもおでかけ DJシステム」のコアである iPadへの Lightningハブには接続できない。USB-C to USB-Aオス変換できれば、今の環境で Numark Party Mix LIVEポジションをそのままリプレイスするだけで済むのだが、CtoA変換は USB規格として禁忌とされている……。
 これが、後にまた幾らか追加投資をしてテストを繰り返すことになるとは、この時点の僕はまだ知らない。

臨時ボーナスに浮かれて

実はNumarkも買ってました

 最近の、結構良いやつが 3万円だったので買ってしまった。

 Numark MIXTRACK PLATINUM FX。2024年8月23日現在の新品定価は、だいたい42,800円くらい。

 僕が魅力に感じたポイントは2つ。1つは、ジョグコントローラの中心が液晶ディスプレイになっていて、いろいろと情報の表示ができること。もう 1つは、4ch対応でチャンネル切り替えボタンが搭載されていること。
 4ch対応だけで見ても、Pioneer DJの現行 DJコントローラーのラインナップでは DDJ-FXL6-GT か FLX10くらいしかない。FLX10は djay PRO系でも使えなくはないが、ジョグホイールの画面にはまだ対応していないのでそれほど魅力を感じない。しかしまあ何というか、やはり Numarkは安い
 これでトータル10万円……、ケースだのなんだの周辺の細々を入れると もうちょっと使ったかな。ボーナスはまだまだ残ってるけど、これだけ使うなら DDJ-FLX6-GTは確実に行けたな。FLX10には全く届かないが、前述のとおり今のところ興味が無いし、FLX6-GTも、ちょっと今の家での僕の運用にはサイズ的に厳しいかも。

 しかし、Pioneer DJからは徹底して嫌われてるな algoriddimの djay PROシリーズ。DDJ-FLX4でようやく、iOS版の djay PRO AIが使えるとの記載がある。algoriddim社側のハードウェア対応リストでは、たくさんリストアップされてるのにね……。

どこでもおでかけDJシステム刷新?

 あとは、DDJ-FLX4を今の iPadがコアな「どこでもおでかけDJシステム」に組み込めるかどうか。iOS版の rekordbox 4で何ができるか、かなあ。リルさんの「初心者会@どどん」には呼んでもらえれば出たいけど、Numarkのまま行くか Pioneer DJに入れ替えるか、荷物サイズで結構な差が出るし。
 とにかく、iPadと djay PRO AIと DDJ-FLX4を組み合わせて使えるかどうかを確認しよう。


というわけで、初心者が少しだけ成長して感じたものを元に、DJコントローラーを買い足しました。
ちょっとどころじゃない金額を突っ込み始めましたが、ハマれる趣味の初期投資としては安いもんです。
昔なんてHDDのないパソコンが1台、本体・モニタ・キーボードのセットで50万とか平気でしましたからね。
ただこれ、DJ沼なのか DJコントローラー沼なのか、どっちなんだろう?
あまり深いことは考えずに、しばらくは追加投資せず練習に励みます。

長文お付き合いありがとうございました。

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