「愛するということ」を読んで(#旅する日本語「萌芽」)
この本を初めて読んだのは、神奈川に住んでいた20代の頃。近くにあった鶴見川の土手でも、よく本を読んでいた。
久しぶりに読み直してみて感じたことを少し。
この本では「愛とは医学や大工仕事などと同じく、理論を学びその習練に励むことで習得できる技術である」と述べられている。
愛することの例として、子供の可能性を信じて育てられるかについて書かれた箇所があった。可能性という種子は、発達を促すような条件が整えば成長するとのこと。
そして自分を信じている者だけが、つまり自信を持つ者だけが、他人の可能性を信じる事ができるそうだ。
ある本に、自信を持つには「私はこうしたい」という内発的な欲求を大切にすると良いと書いてあった。特に「ふと思った事」は自然な感情や欲求であり、その萌芽を大事にして行動に移し、小さな達成感を積み重ねる事で自信がつくのだとか。
約20年が経ち、当時よりは自分を信じられるようになったと感じている。
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