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「神奈川沖浪裏」の模写 ~水彩スケッチ~
前回につづき、模写したものを載せてみます。今回は、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」という絵です。模写がこちら。
北斎の絵としては、一番有名かもしれません。「富嶽三十六景」という、富士山が見える景色を描いた作品の1枚です。
鉤爪のような波頭の描写が特徴ですが、模写してみてそのひねり具合に驚きました。手首を極端にいえば1回転させるようにしないと、くい込むような形を表現できなかったからです。
模写をしていて、ふとジブリ映画「崖の上のポニョ」に出てくる波のアニメーションのことを思い出しました。タイトルシーンなどでは、波の先端がグルグルと渦をまくような表現がなされていたと思います。
北斎の絵は静止画ですが、もしアニメーションにしたら「崖の上のポニョ」のような動きをするだろうなと、模写をしてみて思いました。
今回もフォトショップを使い、色をつけてみました。
色がつくと、より迫力が感じられます。
また実際の浮世絵を、アメリカの「メトロポリタン美術館」のHPからダウンロードしてみました。
メトロポリタン美術館は、パブリック・ドメインとなっている作品画像を無料利用化しているそうです。参考にした記事はこちら。
「CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)」表記がされている(著作権による利益を放棄する)ものは、ユーザーが自由に使用(クレジット表記も不要)することができます。
ちなみにフランスの作曲家「ドビュッシー」は、この絵にインスピレーションを受けて管弦楽曲「海」を作曲したのだそうです。
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