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水彩スケッチ

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少し前に描きためていた水彩スケッチを、簡単な説明とともに紹介しています。(全17回)
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2020年8月の記事一覧

ヒガンバナ ~水彩スケッチ~

野外スケッチを始めたばかりの頃に描いた、「ヒガンバナ」です。 花のカタチが複雑なため、どこがどうなっているのかを何度も確認して描いた覚えがあります。 開花時期は9月で、花が咲いたあとに緑の葉が現れるという、ちょっと不思議な花です(一緒に描いた葉は別のもの)。実際の花はこんな感じ。 彼岸は仏教用語と関係があり、「向こう側」や「悟りの境地」と関係があるのだとか。 花のスケッチはいろいろ行っていますが、カタチもさることながら、これほど真っ赤な花も珍しいと思います。

瀬戸内海の海と浜辺の景色 ~水彩スケッチ~

瀬戸内海の海と神社が見える高台から、スケッチしたものです。 海の色がとてもきれいだったので、メインの題材にしたようです。色が濃くなりすぎないよう、気をつけながら青を塗り重ねた覚えがあります。ですが、もうひとつその雰囲気を伝えられていないようにも感じます。 また季節は5月で、木々が恐いくらいの勢いで成長していました。手前に見えた木々の生い茂り方を表現するため、葉っぱをなるべくたくさん描こうとしたのを思い出します。 次は、瀬戸内海の浜辺の景色を描いたものです。 浜辺に打ち

瀬戸大橋(正面)とふもとの街並み ~水彩スケッチ~

瀬戸大橋を真正面から見られるスポットがあり、そこからの景色(12月の夕暮時)を描いたものです。 近くで見ると本当に大きく、圧倒されます。夕方でしたが「いいな」と思ったので、急いでスケッチブックを広げました。 瀬戸大橋だけは、鉛筆でしっかり下書きをしてから描いています。たまたま船が通ったので、それも書き加えてみました。車には長い影をつけて、夕暮れ時の感じも表現しています。 つづいては、瀬戸大橋のふもとの街並みを描いたものです。 このあたりは古い家々が残っていて、街並みに

カマキリ、鯉と鴨 ~水彩スケッチ

11月頃、東京の「砧公園」で描いた茶色いカマキリです。 本当はイチョウを描きたかったのですが、断念したのを思い出します。あの黄色い全体のカタチと雰囲気を、どうスケッチしたらいいのか分からなかったためです。 このまま帰るのも・・・と思って園内を歩いていたら、茶色いカマキリを見つけました。11月だったためか動かずじっとしていたので、これ幸いとスケッチしました。 次も11月頃にスケッチしたもの。東京の「洗足池公園」にいた鯉と鴨です。 餌がもらえると思ったのか、近づいてきたと

アジサイ ~水彩スケッチ~

白いアジサイの花のアップを、スケッチしたものです。 「庭木図鑑 植木ペディア」によると、白い花びらに見える部分は、実は「萼(ガク)」なのだそうです。萼は花びらの一番外側の部分で、花を支えたり保護する役割を持っているのだとか。 一般には緑色で葉の形をしていますが、アジサイのように花に見えるものもあるとのこと。本当の花は、中心にある微小な部分だそうです。まったく知りませんでした。 もう1点、神社に咲いていたアジサイを描いたものがこちら。 先ほどとは、少しタイプの違うアジサ

ピンクの椿 ~水彩スケッチ~

4月に咲いていた、ピンク色の椿を描いたものです。 よく見る赤い椿とは違って、とてもコンパクトな印象です。まるで和菓子で作ったかのような花びらの重なりが、目をひきました。 ただ影の部分を黒で塗ったのが、少し失敗だと思います。 影を表現したかったのに、少し傷んでいるような印象となってしまいました。 そこでフォトショップを使って、影の部分を少し濃いピンク色で塗り直してみたのがこちらです。 影に見えるかはわかりませんが、こちらの方が良いように思います。影の色選びは少し難しい