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M&A・・・合併&買収は最速で事業拡大する方法の一つ

POINT・・・M&Aを一言でいうと合併買収。M&Aのお陰で参入撤退をスピーディーにできる。

キーワード・・・M&A、TOB、MBO、MBI、LBO、合併、買収、

M&A(Mergers(合併)and Acquisitions(買収)マージャーとアクイジション)とは、企業の合併と買収の事です。例えば、ある小売業が飲食業に参入しようとするケースを想定してみましょう。飲食業に適した場所や店舗、設備や什器(什器は「じゅうき」と読み、辞書的には「日常的に使用する家具や道具、食器」)従業員の採用やプロモーションなど、すべてをゼロの状態から立ち上げようとすると、非常に時間もコストもかかります。そこで、すでに飲食業を経営している企業をM&Aすることで、店舗や従業員などをそのまま受け継ぐことができ、迅速に事業展開することが可能になります。特に、近年は環境変化が激しくなっていますから、変化に素早く適応するために、M&Aは有効な手段の一つです。

★さまざまなM&Aの手法と特徴
一般的にM&Aでは、相手企業の株式を取得して子会社化したり、経営権を取得したりします。株式を取得したりする方法としては①TOB take over bit株式公開買付け(株式公開買付け・・・ある株式会社の株式の買付けを、「買付け期間・買取り株数・価格」を公告し、不特定多数の株主から株式市場外で株式等を買い集める制度のこと)②MBO manegement buyout(マネジメント・バイアウト・・・経営陣による自社の買収である)(buyout・・・買収)③MBI manegement buy in(MBI・・・投資家・ファンド・金融機関等が企業を買収し、経営権を握った後に経営の専門家を送り込み、企業の立て直しや、企業価値向上を図る買収形態の一つ)④LBO leveraged buyout(レバレッジド・バイアウト・・・借入金を活用した企業・事業買収のこと)(leverage・・・効果的に活用する)などが知られています。

①TOB・・・株式公開買い付け。しばしば敵対的買収とも呼ばれます。価格や買い付け期間などを宣言して不特定多数の株主から直接株式を取得する方法。


②MBO・・・①とは対照的に友好的買収と呼ばれます。現在の経営陣が株式を取得し、親会社などから経営権を手に入れます。経営陣がそのまま経営を引き継ぐため従業員や関係者には受け入れられやすい買収形態です。



③MBI・・・金融機関や有識者集団などがマネジメント役として外部から入ってくるイメージです。経営再建などに使われます。


④LBO・・・買収する企業側が、買収される側の企業の資産を担保に金融機関から資金調達を行い、その資金を使って買収する手法です。過去の巨額の買収案件などで活用された方法です。

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