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外部委託を活用するOEM・・・開発や販売は自社で行うが、製造はアウトソーシングする

POINT・・・OEM=製造だけを外注すること。コストを削減できることは常に企業にとって良いこと。OEMにもメリットとデメリットがある。

キーワード・・・OEM、外部委託、アウトソーシング、

(OEM・・・Original Equipment Manufacturingオリジナルイクイップメントマニュファクチャリングまたは Original Equipment Manufacturerの略語で、委託者のブランドで製品を生産すること、または生産するメーカのことです。)(equipment・・・備品、機材、用具、設備、装備、支度)(manufacturing・・・製造業、製造)
OEMとは、他社から依頼を受けて、他社ブランド製品を製造することまたは、製造を請け負うメーカーの事を言います。依頼する側が企画や設計を行い、生産をOEMに委託する流れです。
具体例をいくつかあげると、軽自動車はOEMが多いことが有名です。トヨタはダイハツから、マツダはスズキからOEM供給を受けています。
また、スマートフォンで人気のApple社製品ですが、これも多くが台湾のメーカーからOEM供給を受けています。
コンビニエンスストアのお弁当屋惣菜なども、他社からOEM供給を受けています。このように気づいてないだけで、私たちの周りには実はOEM供給されている製品がたくさんあふれています。コンボにの惣菜など、機会があれば製造業者の名前をチェックしてみるといいかもしれません。

OEMのメリットデメリット
委託側のメリット・・・①設備投資が不要でコスト削減になる②経営資源の有効活用ができる③生産量を柔軟に調整でき、在庫リスクが削減される。④受託側の優れた製品を自社ブランド製品として販売できる
受託側のメリット・・・①設備の稼働率が向上し、安定した売り上げを見込める②規模の経済や経験曲線効果によるコスト削減が見込める。③技術力向上やノウハウ蓄積が図れる。
受託側のデメリット・・・①生産のノウハウを蓄積できない②受託側が競合となる可能性がある
受託側のデメリット・・・①自社ブランドの構築・育成につながらない②自社ノウハウの流出の可能性がある③依存度が高まると経営リスクが高まる。


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