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目で見たものだけがリアルだろ?

こんにちは。寒い日が続きますね。私の家は隙間風が挨拶してくるので暖房をつけても寒いままです。今回は海外旅行時に経験し感じたことを書きます。

さて一つ質問です。あなたは今まで海外に行くときに事前にその国を調べたりするでしょうか。私はめちゃくちゃ調べます。不安だからです。少しでも情報を得て安心しようと思います。実際には不安を煽る結果になることもあるのですが…笑

あれはヨーロッパの国々を一人で旅行しようと決めた時でした。その時も例に漏れずいろいろ調べました。調べていく中でスリに気をつけろ、電車で寝てはダメだといった記事を目にしました。なるほど〜と私は思い厳重警戒でヨーロッパへ向かいました。厳重すぎて逆に怪しまれるくらいに警戒していました…笑

厳重警戒しすぎた記事はまた別で書ければと思います。今回は厳重警戒していたにもかかわらずやらかして気づいたことについてです。

あれはフランスでヴェルサイユ宮殿に行こうとした時です、貧乏旅行ですので基本電車移動です。いつも通り電車に乗り、窓際の席に座りました。私はそれまでイタリアとスイスを旅行していましたが、電車で寝てはいけないという記事を信じどんなに眠くても電車では寝ていませんでした。しかも今回は窓際でヴェルサイユ宮殿までの景色も楽しみながら移動できるしこれなら眠くならないなと。それが大きな間違いでした。

座ってしばらくすると男性が私の横に座ってきました。周りを見ると空いている座席は他にもたくさんあります。これは…怪しい。私の第六感が危険を知らせてきます。牽制の意味も込めて私は彼に話しかけます。「これはヴェルサイユ宮殿に行く電車ですか」彼は何言ってるんだという感じで素っ気なく「行くよ」と教えてくれました。牽制になったかどうかはわかりませんし、むしろ旅行者ということをアピールしてしまい逆効果ではないかと思いましたが、英語は喋れるんだぞということは証明できました。

さて電車が走り出しました。初めは車窓からの景色にココロオドリ楽しんでいたのですが、同じ景色が20〜30分続いた気がします。変わらない風景は天然の子守唄のようなもの。私は夢の中に引きずり込まれました。

誰かに肩を叩かれ私は目を覚まします。「ウワッ!やらかした!電車で寝てしまった」そう思い、私は慌てて荷物を確認します。「アレ?ある…全部ある。」隣を見ると第六感が危険人物とみなした彼が「ヴェルサイユ宮殿だよ」と。私は危険人物とみなしてしまった申し訳なさと感謝の意味を込めて「サンキュー」を少なくとも5回は言い電車を降りました。

今回の出来事で何が言いたいかというと題名の通りです。電車で寝たからと言ってスリされるわけでもなく、目的地で起こしてくれる優しい人もいるのです。ネットの情報や噂話だけが全てでないのです。もちろん電車で寝ることは危険でスラられる可能性は高いと思います、たまたま運が良かっただけかもしれません。それでも目で見たものがリアルなのです。どちらにしてもこれもネットの情報で噂話です。読んでいただいた方もそれぞれの体験談があると思います、それが一番信じられることだと思います。

何が言いたいかというとたくさんの情報に流されず自分で感じたことを大切にしようと思った。そんなフランスでの出来事でした。

ちなみに題名はあるラッパーがラップバトルで使っていたフレーズです笑

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