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d/dt(ディーディーティー)は、 東京と大阪を拠点とする一級建築士事務所です。 建築…

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d/dt(ディーディーティー)は、 東京と大阪を拠点とする一級建築士事務所です。 建築を接点に文化を未来につなぐプロフェッショナルとして、文化施設・教育施設・クリニック・ホテル・住宅など幅広く手掛けています。

マガジン

  • 軽井沢安藤美術館 設計クロニクル

    設計者の視点から綴った、軽井沢安藤美術館の設計や工事監理のプロセスの記録です。 建築設計や美術館に興味のある方にとって何かしらの参考になれば幸いです。

最近の記事

軽井沢安東美術館 設計クロニクル 4:初めての敷地訪問

明けましておめでとうございます。 一級建築士事務所・株式会社ディーディーティーの武富です。 今年は年明け早々、能登半島地震をはじめショッキングな出来事が多く、心を痛めております。被災された多くの方々へ、心よりお悔やみとお見舞い申し上げます。 今回の記事は軽井沢安東美術館の設計プロセスを綴るnoteマガジン「軽井沢安東美術館 設計クロニクル」の4本目、ちょうど5年前の元旦に敷地を見に行った話です。 過去の記事一覧は下のリンクをご覧ください。 初めての敷地訪問 2018年の

    • 軽井沢安東美術館 設計クロニクル 3:フジタについて猛勉強

      一級建築士事務所・株式会社ディーディーティーの武富です。 軽井沢安東美術館の設計プロセスを綴るnoteマガジン「軽井沢安東美術館 設計クロニクル」の3本目の記事になります。 これまでの記事一覧はこちらです。 1:予想外のご依頼 2:キックオフミーティング フジタについて猛勉強 建築も芸術の一部だと思いますし、クライアントの安東泰志さんから美術館の設計をご依頼いただく前から、ぼく自身もアートや美術館が好きでした。 ぼくが建築を志すきっかけとなった建築家の磯崎新さん

      • 軽井沢安東美術館 設計クロニクル 2:キックオフミーティング

        一級建築士事務所・株式会社ディーディーティーの武富です。 ぼくが軽井沢安東美術館の設計を思いがけずご依頼いただいた、前回のエピソード「予想外のご依頼」の続きです。 ご依頼の翌週、さっそくクライアントの安東さん、そして奥様の恵さんと美術館プロジェクトのキックオフミーティングをさせていただきました。 まず安東さんからは、展示室以外に次のような付帯施設が欲しいというご要望がありました。 ・収蔵庫 ・ショップ ・カジュアルな飲食施設(カフェテリア等) ・駐車スペースは1~2台(ス

        • 軽井沢安藤美術館 設計クロニクル 1:予想外のご依頼

          一級建築士事務所・株式会社ディーディーティーの武富と申します。 先日(2023年10月8日)、ぼくが設計した軽井沢安東美術館は開館一周年を迎えました。 この美術館は代表理事の安東泰志さんと奥様の恵さんが20年あまりの歳月をかけて収集した、藤田嗣治の作品だけを展示する私設美術館です。 一周年を機に、美術館ができるまでのプロセスを、設計者の視点から記録しておきたいと思います。 初めて安東さんから美術館の構想を伺ったのは、「軽井沢しらかば会」という、軽井沢に別荘を持つ人々の交流

        軽井沢安東美術館 設計クロニクル 4:初めての敷地訪問

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        • 軽井沢安藤美術館 設計クロニクル
          5本

        記事

          軽井沢安東美術館 設計クロニクル 序文

          現在、軽井沢にて藤田嗣治の作品を収蔵展示する美術館、軽井沢安東美術館の建設が進んでいます。 オーナーの安東泰志様から設計をご依頼いただいいたのは2018年の晩秋。それから約3年半、美術館の設計監理に取り組んできました。 軽井沢安東美術館は2022年10月に開館の予定です。 これから半年間、構想から設計、建設のプロセスを振り返り、記していこうと思います。 武富恭美

          軽井沢安東美術館 設計クロニクル 序文

          新年のご挨拶

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