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素敵な出会いとは

仕事でのケア中の出来事から、思ったことを記したいと思います
私は訪問介護の仕事を行なっており、1件目の訪問は同行での訪問でした
通常、訪問介護は1人で利用者様の自宅に訪問してケアを提供します
1件目の利用者様は障害をもっておられ、自力での日常生活動作が不可能です
体つきが大きくあられ、ケア内容は排泄、入浴の介助の為、1人では対応出来ない故に職員2人での同行訪問となっておりました
県営住宅の狭い2LDKのトイレに誘導します
1人は利用者様の後ろから脇に手を入れ両腕をホールド、もう1人は膝下に腕をホールドし抱え込んでトイレへ移動します
排泄後脱衣所に移動し床について脱衣し、浴室へ誘導します
浴室は1畳程のスペースです
そのスペースで利用者様は上体を起こして座り、前と後ろに職員がついて洗髪、洗体を行います
浴室のドアは閉め切られ、40度程の湯温のクールバブの青いお湯が張られた湯船からは蒸気が上がります
利用者様の前についていた私は洗髪を終え、黄色いスポンジに百均のボトルに入った白いボディーソープをプッシュしスポンジの上にボディーソープを付着させました
頭には昨日ワークマンで買った真っ青で水を含むと冷たくなるクールコアを巻いています
柔軟性のある素材でしっかり汗を吸い取っていますが、全く冷たく感じません
在日ファンクの黄色いTシャツと、スペインで買ったネイビーで丈が短く後ろポケットに固いマジックテープが付いている水着はビシャビシャです
右腕から洗体するよう申し送りがありましたが、右足を少し洗ってしまいました
心霊話で盛り上がっていた為、気付かれませんでした
右腕を洗い、脇の下を入念に洗い、左腕に移行後同様にケアを行っていきます
再度右腕に移行し、洗っている際に事は起こったのです
私のスポンジを持った泡まみれの左手が利用者様の後ろで利用者様の上体を支えている職員の股間に衝突したのです
洗髪の際に坊主が伸びたスタイルの利用者様の髪がシャンプーの水分を含んだ泡を弾く事により、利用者様の後ろについている職員の赤と黒のまだらな硬めの素材の半ズボンの上方までもを湿らせていました
それはスタンダードな風景であり、それを毎回のケアの際に「すいません。濡らしてしまいました」などと言っていては埒が開きませんし、お互いウザくてストレスが発生します
お互いシカトで通していました
今回のケースは、股間のポイントに泡が5cm程残る事故でした
お互いすぐに事態を察知し、心霊話の熱は下降していきます
私は事態をシカトしました
利用者様の後ろについた職員は、自身の右手で自身の股間を2、3度振り払うように泡を落とそうとしましたが泡は完全には落ちません
話は最上川氾濫による被害の話に移り変わり、ケアは順調に進行していきます
入浴介助の全工程が完了した頃、泡は消失していました
挨拶を済ませ利用者様の自宅を退室しました
謝るなら、このタイミングです
私は【暑い】という話を利用者様の後ろについていた職員に、しました
必死でケアをお互いに行っておりますし、故意に股間に泡を付着させる行為を行う程、私は腐っておりません
利用者様の後ろについた職員が、私を腐った人間だと思った可能性はあります
私の腐った部分を拡散させる可能性もあります
私は腐ってはいません
その事を証明し自身を守る術は、股間に泡をつけたのが事故である事を利用者様の後ろについた職員に伝達する事、です
私はそれが伝えられず、車内BGMであるDA PUMPのU.S.Aを聴きながら熱中症の危険性についての話を、利用者様の後ろについた職員から聞いていました

伝達が出来なかった私は、私は腐っちゃいないと念じながら石川優子のシンデレラ サマーをヴァイナルで聴き、昨日pronoで買った保冷剤が4つ内蔵出来るベストを装着し、目の冷えピタを額に当て、改良版アイスノンに薄い温泉タオルを巻いて後頭部に当て、ドデカミンを飲みながらこれを記しているのです
ファンベストは高くて買えなかっ

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