復職日記その9 復職して1年がたった
2021年6月から復職して1年がたった。
この1年を振り返ってみようと思う。
これまで
私は2020年10月から2021年5月まで休職していた。
その時は休職日記を継続的に書いていた。
復職後も継続的に復職日記を書いていた。
休職日記と復職日記を読み返してみた。
当時の気持ちで忘れていることももちろんあった。
が、記事のボリュームなり、気持ちの吐露なりから察するに当時はとても何か”吐き出したい”何かが溜まっていたのだなと感じる。
今ではこんなに気持ちの内面を深ぼって書けない気がする。
が、書いていてほんとによかったと思う。
これはどの本にも載っていない、自分にしか書けない自分だけの気持ちの記録だからだ。
いつか自分がまた何かあった時に読み返して何かしらの心の糧にするのだろうと思う。
心の傷は、手術して一発で切除とかでなく、徐々に徐々にほんとにゆっくり回復していくんだなと思った。
復職後は及第点をこなせた
復職した後の最も大きな懸念事項は、復職後も元のようにパフォーマンスが
発揮できるかということだった。
経緯として、休職する直前に昇進をしており、復職後はいきなり以前のランクより一つ上の立ち位置で仕事をこなさなければならない状況だった。
休職前はかなり踏ん張って120%で働いていたこともあり、(だから昇進できたともいえる)復職後にさらにそれ以上のパフォーマンスを求められたらどうしようというところだった。
なんだかんだ半年以上の休職による、体力や集中力の低下は無視できるほどでもないと考えていて、それは復職後1週間前後は顕著に肌に感じていた。
結果、この1年の評価として、問題なく今の役職の仕事をこなせているという評価をもらった。
もうそれだけでとりあえず満足。
これからもリハビリ的な感じでまったりやっていきたい。
昇進はもうちょいあとでまた考えたい。
休職前後でよかったこと、わるかったこと
■よかったこと
・自分の身体と心の状態を認知・言語化してメンテナンスするようになった
・気分は自分の意志だけでは制御できないものと知って楽になった
・サボりに罪悪感持たなくていい、必要な休息と思うようになった
・以前より人の目や評価を気にしなくなった
・寝起きの絶望的な鬱な気分がなくなった
・年下だったり部下に能力的に抜かれてはいけないという謎のプレッシャーがなくなった
・常に100%じゃなくていい、という仕事に対する価値観が変わった
■わるかったこと
・太った
どんな1年だったか
前述したが、復職してもパフォーマンス発揮できるのか、というのが一番心配だった。
また、周りの反応も少なからず気にはなっていた。
結果として、いずれも杞憂に終わり、仕事はぼちぼちこなせたし、周りもフラットに接してくれて非常にありがたいと感じたと同時に、恵まれた環境にいるんだなと。
年を重ねる度に思うのだが、ほんとにあっという間の1年だった。
自分の身体と心が病気という自覚がわかりにくい、鬱という状態からほんとに復職できるのか?とほんとに不安だった。
周りの見えないサポートもあるだろうが、ほんとに”普通”に過ごせて感謝している。
転職活動も1度ノリでやった。
理由は、ほんとにノリが大きくて、今の会社に勤め始めて6年になるのだが、単純に環境を新しくしたらどうなるのだろうという好奇心が強かった。
今の会社に特別な不満もない中での転職活動だった。
結果、第一志望に内定をもらったのだが、結局転職はしなかった。
給料が想定より低かったのと、面接で得意なこと、苦手なことを話していてあれ、これ今の会社でめっちゃマッチしてるじゃん、と改めて再認識したからだ。
自分の市場価値を知れたので、ノリで始めた転職活動だったがやってよかった。
※想像より大変で、二日ほど休んだりしてしまったのだが。
あとリモート面接が普及していて、全部リモートだったし時間の都合がとても合わせやすかった。
最後に
もちろん自分のためであるのだが、休職日記や復職日記はもし誰かが休職や復職で同じような気持ちになっていた時に何かの助けになればと思っています。
薬は継続して飲んでいます。
いつか薬もゼロにできたらいいね。
そして痩せたいね。
なんかもっと書くことある気がしてたんだけど、特にないね。
もっと吐き出したい、どす黒い感情がいっぱいあったはずなんだけど、今はなんかない。
良くも悪くも”日常”に戻り始めてるのかもしれない。
とりあえず今は毎日”普通”に過ごせているのが当たり前のことなんだけど、ほんとにありがたいことだなと感じます。
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