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電通デジタルインターン参加記録(2020年12月期エンジニアコース 片瀬)

はじめに

こんにちは、12/01〜12/14の期間に電通デジタルのリモートインターンに参加した片瀬です。

この記事では、「就業型のインターンに初めて参加した学生の経験」を中心にお話しさせていただきます。

自己紹介とインターン参加動機

最初に、私自身のことについて少し話すと、普段は大学のプロジェクトのメンバーと一緒にWebアプリケーションを作ったり、サーバを立てたりして遊んでいます。

インターン参加が決まる前から、実業務に参加できることはわかっていたので、就業型のインターンシップを通して、自分の技術スタックを増やすと共に、チーム開発の手法や開発フローを学んで、大学のプロジェクトに還元したいと思い、インターンに参加させていただきました。

インターンに参加してみて

担当業務
インターンでは、広告運用プランニング業務支援ツールのフロントエンドタスクを担当しました。

このツールは「EASI」という、デジタル広告運用業務全般を自動化・最適化するためのプロダクト群のうちの一つです。

使用している技術は

- React
- TypeScript

のような、モダンなフロントエンド技術が採用されています。

インターンでは、ユーザーがツールを使いやすくなるようにツールチップで説明を追加したり、プランシミュレーション結果をダウンロードできるボタンを追加したり、検索フォームの入力文字に対しての正規化処理を行うタスクなどを担当しました。

つまづき
上記で私はWebアプリケーションを作っていると言いましたが、フロント技術についてはほとんど初心者です。TypeScriptどころかJavaScriptもほとんど書いたことがなく、ReactやTypeScriptがどのようなものか知っていたくらいで、ちゃんとしたコードを書いたのはこのインターンが初めてでした。

業務に取り掛かった最初の方は、コンポーネントやフックの概念、TypeScriptの文法や型のチェックがいまいち理解できずなかなか手が動かせないし、担当タスクが、ソースコードのどこに該当するのかなかなか把握できませんでした。

メンターの方のサポート
上記のように、なかなか作業が進まず苦しい時がありましたが、メンターの方に手厚いサポートをしていただいたので、なんとかタスクをこなせました(お忙しい中本当にありがとうございました)。

一番初めに相談した時は、

「迷惑じゃないか」
「忙しいのに」

などいろいろ考えてしまい、声をかけるのを躊躇いました。しかし、自分の業務の進み具合をメンターの方に知ってもらうためにも、相談することは大事だと考え、思い切って相談しました。

メンターの方との話は、Slackの通話機能やVisual Studio CodeのLiveShare拡張機能(神機能)を使いながら、自分が書いたソースコードを見ていただき、

 「こういう風にしたいがうまくいかない」
 「ここの処理がなんとなくしかわからない」

と言った相談に対して、とても丁寧に答えていただきました。

相談している中で、今回の業務外の技術的な話や質問に対しても丁寧に答えていただき、フロントエンドのテストについての話や、学生の頃の話など、たくさん聞かせていただきました。中には2時間半ほどずっと通話していることもありました。

開発手法
「EASI」チームでは開発手法にスクラムを取り入れており、私もスクラムの各イベントに参加しました。

Retrospectiveの中で振り返りフレームワークのKPTを使用して、各自で1週間を振り返っていたときに、いろいろなProblemが出てきたのですが、自分の問題だけでなく、チームに対してのProblemがたくさん出てきたのが特に印象に残りました。

KPT自体は、大学のプロジェクトでも行っているのですが、チームに関してのProblemをメンバーがたくさん出すということが今までなかったのでとても新鮮でした。問題点や課題に対してチームが一丸となって取り組んでいるからこそ、真剣にチームの問題点について議論できるんだなと感じました。

タスクの管理
「EASI」チームではタスクをチケット単位で管理しているのですが、そのタスクにストーリーポイントと呼ばれる点数がついているのが意外でした。ポイントの付け方は、

1.  ポイントがついていないタスクを選ぶ
2. チームメンバー全員がタスクに対して自分が思う難易度を投票する
3.  平均点をストーリーポイントとしてタスクにつける

というやり方が行われていました。

タスクにポイントをつけることで、1週間毎にどれだけの成果があったのか振り返りやすくなるし、誰がどれくらいの難易度のタスクをどれくらいで終わらせられるのか把握しやすくなるのでめちゃめちゃ良い方法だなと思いました(こなしたタスクのポイント合計が多い週はめっちゃうれしい)。

このタスク管理の手法はわかりやすいので、大学のプロジェクトでも使ってみたいなと思いました。

リモートインターンについて
フルリモートでインターンを行うということで、対面で行うよりも伝わってくる情報は圧倒的に少なくなってしまうので参加するまで不安でしたが、電通デジタルがリモートワークを行っているということもあり、社員の方々がうまく対応してくださって、ちゃんとお話しできる時間を作ってくださったり、相談しやすい環境を作っていただけました。

それでもリモートインターンの課題をいくつか発見したのでそれを共有したいと思います。

1. 複数人が参加している音声チャットで話せない
これは、私のコミュニケーション能力に問題があるかもしれないが、1対1では普通に話せていると思うので、私だけの問題ではないと思います。何回か、複数のエンジニアの方と話せる場を作っていただいたのですが、自分から話せず、終わってからもっと話したかったなと後悔してました(反省点)。

2.オフィス環境が見られない
社員の方がどのような環境で働いているのか私の中では気になる情報なので、リモート環境でもうまく伝える方法があるといいなと思いました。

3. ごはんを一緒に食べに行けない
一緒にランチを食べに行くこともできないので(ランチに誘う勇気があるかは別)、業務から解き放たれた状態でのラフな会話が難しかったです。(メンターの方とは結構できる)。

おわりに

わずか10日間という期間でしたが、React、TypeScript構成のフロントエンド開発や、スクラム開発を行う上での、Retrospectiveのようなチーム開発の手法を学ぶとともに、電通デジタルのエンジニア業務がどのようなものであるのか経験できました。

お忙しい中、温かく迎え入れていただいた「EASI」チームの方々のおかげで楽しく毎日を過ごせました。

「EASI」チームの方々や人事の方には感謝でいっぱいです。10日間、貴重な時間を体験させていただき、ありがとうございました。


採用情報

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