知識の記録方式 (92) 事業テーマ
もし事業を始めるとしたらどのような事を考えますか?
次世代と言われる事業の計画や実験を聞いていると、解決しようとする課題が小さすぎないかと思う。
世界では、もっとビックリするアイデアというか、本気度でそんな事やるのかと思う事業がどんどん出ている。
なぜ、日本企業は、ビックリするような事が登場しないのだろうか?
1つには、企業のビジョン構築能力が足りないことが挙げられる。
2つ目は、ガッツのある社長が少ない事による、リスクの心配し過ぎ。
3つ目は、アイデアを発想するチームが存在しない。或いは弱い。
4つ目は、アイデアを実現する人材を社外に広く求めない。などが思い浮かぶ。
大手企業はメイン事業を変える事ができるようなアイデアでなければ本気にならないと思います。
じっくりとアイデアを練り、例えば5年待つような辛抱ができないのではないでしょうか?
大手企業が事業展開するのは大変困難な道を辿るように思います。
既に強固なビジネス基盤を保有して、数千・数万の社員を抱えている規模は、前提として、その社員を雇用し続けることができなければ事業を転換できない。
そのうちに後発企業が、もっと良い商品やサービスで大手のビジネス基盤を侵食してくることは容易に想像できる。
そのような危機感で、次のビジネスの柱を構築したいのであるが、これが大変難しいことである。
中小企業がアイデアを実現できるかと言えば、兎に角、資金の問題が出てきます。それも、投資がなされるなら進んでいくと思いますが、チャレンジへの投資はこの国では弱いと思います。
こんなことを書くと若い人の意欲を低下させてしまうのが気になるので激励をします。
そしてもはや、若い人がこのように硬直化した社会構造をリビルドするしかないと思うのです。
いろいろなことが、古いルールや手続きなどで縛られていて、不要なルールや手続きを廃止した方が良いものが沢山あると思っています。
若い人は起業するも良く、企業に入るなら大企業を薦めません。
思い切った仕事をしたいなら、そして人生を振り返った時に、これができたと言いたいならば自分の意思を持てる場に身を置くことが必要です。びっくりする事業を期待しています。
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