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書籍の購入リクエストをCEOが24時間以内に対応。コアバリューの浸透が組織を動かす。

こんにちは。Dttoです。

前回Dttoの台湾オフィスの様子や働き方をご紹介させていただきましたが、今回は私たちの「コアバリュー」とそれにまつわる取り組みについてお伝えします。

Dttoは、大事にしている5つの行動準則があり、私たちはそれらを「コアバリュー」と呼んでいます。コアバリューを心がけて働くことによって、効率が向上したり、新しいアイデアが生まれたり、そして他人と交流したり…じっくり考えてみれば、コアバリューは日常生活のあらゆる場面に浸透し、役に立っているかもしれません。

それぞれのコアバリューと私たちが行っている取り組みについてご説明していきます。みなさまにとって何らかの「気づき」のきっかけになれば幸いです。

他人の意見を聞くことも、オープンマインド

1. Be open-minded

まず、私たちは常にオープンマインドであることを心がけています。他人の考えを尊重するのみならず、物事の可能性について検討する際には自身の限界を理解し、多様な意見がよりより結論につながることを信じて行動しています。

オープンマインドといえば、自身の考えも積極的に述べることというイメージがありますが、私たちは、他人の意見を聞くこともオープンマインドだと捉えています。

他人の意見が自分のアイデアのタネになることってありますよね。多方向的に考えを伝え、そして聞くことがアイデアの誕生に貢献すると私たちは考えます。

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オープンマインドでいるために

私たちは、メンバーとの交流を非常に大事にしています。それはオンラインまたはオフラインに関わらず。

連絡用ツールとして使うのはSlackです。所属チームと関係なく、気軽に他の社員と意見交換を行うようにしています。特に、プロジェクトで部門間の協力が必要な場合は、Slackを使って頻繁に交流したり、台北オフィスでは直接相手の席に行って話し合ったりします。

また、Dttoの日本チームは、いまのところ全てリモート勤務ですが、オンラインツールをフル活用し、オープンマインドな状態で仕事に取り組むようにしています。

例えば、Google Meetを用いたオンライン会議でブレインストーミングしたり、話したいことがあれば他のメンバーと自由に1on1(ミーティング)を設定できたりします。お互い離れた場所で勤務しているからこそ、情報とアイデアを共有し、オープンマインドに話し合うことの重要性がより強調されます。

各個人に根付いた自主性が、スピード感を保つ鍵

2.Move Fast

Dttoでは、決断のスピード感を非常に重視しています。どのような挑戦に直面しても、まずは小さくともスピーディに試してから決断を下すようにしています。

変化が激しいIT業界に属しているベンチャー企業として、スピードが勝負の鍵となると私たちは考えているんです。

また、プロジェクトを進める際には、初めから完璧な出来にこだわらず、まず完成させることを目指すようにしています。

素早くタスクを完成させ、仮説を検証することで、機会を逃さずに成長できると私たちは信じています。

スピード感を保つには

Dttoは、スピーディーに動けるような環境を作ることに努めています。

例えば、会社全体では年次目標だけでなく、数ヶ月を期間にやや細かく目標を定め、成果を見直す頻度を高くしたり、またはプロジェクトの進行にあたり、優先度に基づいて仕事内容を分割したり…。これは、各個人のマインドにも根付いており「会社に決められたこと」ではなく、皆が自主的にスピード感を大事にしています。

常に、効率よく働く方法を考え行動しているなと、同僚を見ていても感じます!

自己成長を応援する環境を完備。書籍購入リクエストでCEOと交流も

3.Keep Breaking

これは、現状に満足せず、目標を設定して成長し続けることを表します。万が一失敗しても、そこから学び、組織と自分の限界を突破し続けることを目指しているんです。

特に、Dttoが重視しているのは「自己成長」。個々人の成長意欲を尊重し、学び続けることを後押ししてくれる環境が整っています。

一例として、台北オフィス内には本棚があり、自由に好きな本を持ち帰ることができます。

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本棚は「エンジニア」「マーケティング」「ファイナンス」「リーダーシップ」…とカテゴリーごとに分類されています。

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ここまでは、同じような取り組みをされているオフィスもあると思うのですが…

もしオフィスの本棚に自分の読みたい本がない場合は、CEOにお願いすれば、なんと24時間以内に購入してくれるんです。

Slackの #books チャネルでリクエストコメントをすると、CEOが確認するという仕組みなのですが、

ときにはCEOや他の社員から「その本読んだことある!」との会話が始まったり、好きな本をおすすめしたりするなど、交流が起こることも。

誰がどんな本に興味を持っているか、どんなことを学ぼうとしているかを知ることは、その人の人となりを知るきっかけになります。そして、自分も頑張らなきゃと刺激にも。

本の購入でCEOを含めメンバーと交流ができることは、Dttoのフラットな組織ならではの出来事だ感じています。

本の種類に関しては、中国語書籍でも日本語書籍でも英語書籍でも、仕事関連の書籍で自己成長に繋がるものであればなんでも構いません。新しいことを学ぶことが好きな社員にとっては非常に嬉しい環境です。

さらに、書籍以外に対する手当も完備しています。受講したいオンラインコースがある、社内に講師を招いてセミナーを開きたい等、声を上げれば会社がサポートしてくれます。申請手続きも極めて簡単で、Slackの #keepgrowing チャネルでコメントし、さらにフォームを記入するのみです!

さらには、世界的なカンファレンスやイベントに関しても、自己成長に繋がるものとしてサポートを受けることが可能です。コメントすることで、共に参加する仲間が見つかることも多く、部署を超えた交流も生まれています。

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主体性があるから、皆が協力し合える

4.Take Ownership

私たちは仕事に対して困難を恐れず、責任を持って取り組むようにしています。やるべきことをやり遂げるだけでなく、成果に対して責任を持つことが求められています。さらに、自身の仕事を完了させ、他の社員が業務で困っている場合は、自らサポートを提供し、協力しながらタスクを進めることを心掛けています。

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自ら責任を持って動くには、社員それぞれの主体性が極めて重要です。正社員は勿論、インターン生でも言われるばかりでなく、問題に対して自分から取り組み、最善を尽くすことが期待されています。さらに、チームワークを意識し、他人と連携を取りながら組織の成長を目指すようにしています。

その行動は会社のためになっているか?

5.Focus on Impact

私たちは行動から生じるインパクトを重視しています。これは、社員個人またはチームごとの考えだけに止まらず、その行動がもたらす会社全体へのインパクトに注目しようといった意味があります。

会社へにとってより良い施策は何かを考えていないと、チームは良くなったけどサービスは?とか、個人目標を達成しているのにサービスは質が悪いままといったことも起こることがあります。日本でいうと「木を見て森を見ず」という状況でしょうか。

これは避けたいですよね。

具体的には、例えば先ほど、年次目標の他に短期目標を定めるというお話をしました。この目標策定の際には、まずは企業全体の目標を基準としています。その基準のもと、各部門ごとが細かい目標設定を行っているんです。

また、インパクトをうまく把握するために、Slackも利用しています。

毎日Slackにサービスに関する重要な指標が提示されいます。社員が容易に情報を収集でき、サービスの提供状況を理解できるのです。現状の共有がしっかりされていることで、組織のためになる施策の提言も円滑になるという仕組みです。


今回は、Dttoが重要視している行動準則「コアバリュー」と、それぞれに関する取り組みについてご紹介しました。各社員の中で、しっかりコアバリューが浸透しており、コアバリューを大事に仕事をするというのが当たり前になっているなと、改めて思いました。

皆さんの会社ではいかがでしょうか?

Dttoはこれからもコアバリューに基づき、ユーザーの方々にさらに満足いただけるよう、サービスを改善してまいります。

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