パンツをつくってる妻

うちの妻はパンツをつくってる。

凄い強烈な言葉だ。これが書きたくて今日はこのテーマにした。だからもう本当はこのnoteを店じまいにしていい。でも、えらいから続きを書く。

うちの妻はいわゆる仕事がデキる人で、商品企画だとか、なんだか僕にはよくわからないいろいろな仕事をしている。その商品企画の1つで、最近はパンツをつくっている。

ちなみに、ここで言うパンツとは、最近かっこよく言うズボンのことを指すパンツではなく、下着のパンツである。しかも男物だ。

ただ、妻は当然、自分で履き心地などわかろうはずもなく、僕にこの前いろいろ聞いてきた。

「トランクスとボクサーはどう違うのか」とか。「最近はファウルカップのようなものがついているパンツが出てきていて、それが流行ってる」だとか。

僕はパンツのことなんて全く意識せずに日々を生きている人間なので、そうやって改めて聞かれて、いろいろと感じたり、考えることがあった。

そのときにあわせて見たネット記事がこれだ。昨年10月のオリコンニュース。

まず面白かったのがタイプ別パンツの割合。

ちなみに今の支持率を聞いてみると、「ボクサーブリーフが43%、トランクスが28%、ニットトランクスが15%、ブリーフが14%の割合」と、やはりボクサーパンツがトップとのこと(同社調査による)。

https://www.oricon.co.jp/special/60956/

ボクサーブリーフが43%と、結構な割合を現在は占めているらしい。かくいう僕も、誰もこんな情報知りたくないと思うが、ソレである。

この記事はその後に、子どもはいつブリーフから変わるかみたいな内容があるのだが、ブリーフ→中学生ぐらいでトランクス→大人になってからボクサー、みたいな感じで僕は変わっていったように記憶している。

まぁ男子のパンツの変化は「出世魚」みたいなもので、自然に、まわりも年齢とともに同様に変わっていった感じだ。

で、ここからが本題なのだが。

僕は何を意識することなくボクサーパンツ(ボクサーブリーフ?)を履いて生きてきたのだが、妻から「トランクスとどう違うの?」といろいろ聞かれて考えた結果、

「あ、おれトランクスのほうが好きだわ」

と急に思い、棚の上に締まっていた、もう使わないと思っていたトランクスを引っ張り出してまたそれを履くようになった。しかもメインで。

何がいいって、トランクスは解放感がいい。締め付けられないから自由な感じがするのだ。久々に履いてみて、それを強く実感した。

生地的にはボクサーのほうが圧倒的に軽いのだが、そんな重さ関係なしに「軽い」感じがした。

僕は閉所恐怖症の気が昔からあって、閉じ込められたりするのが大嫌い、というか、本当に無理なのだが、下半身も閉所恐怖症だったんだとこの歳になって気づき、驚いた。

で、トランクスに変えてから、気分がやっぱり少しいい。

これって、前に「酒をやめた話」で書いたみたいに「無意識の習慣」ってやつだと思った。何も考えずに世の中の流れでボクサーパンツに流れ着き、それを何も考えずに履き続けてきたわたし。

でも、そこに「意識」という石を、パンツをつくってる妻から突然投げられたことで「あれ?」と思い、自分の頭で考えてみると最も自分にとって快適なことは違ったわけで。

「無意識の習慣」は他にもまだまだありそうなので、これからもっと俗世間から解脱していけそうな気がしている。気づきを与えてくれてありがとう、パンツをつくってる妻。

そんな感じで、僕も二人三脚で「気づき」を探しながら本づくりをするサービスをはじめたので、もしご興味がある方はお気軽に^^

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