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2020/10/19-10/24 dB日誌

10月19日(月)

晴れのような曇りのような、風が強い日。洗濯は1回。

劇場ロビーでのミーティングが2件。1件は大幅に遅刻しました。申し訳ありません。それと、スタッフ間のランチ・ミーティングのようなブレストのような。ずっと話し続けているような一日。

保育園のお迎え後、一昨日に冷蔵庫が壊れたので、K’sデンキへ。新長田に引っ越ししてきた時に、大谷さん家からもらったもの。寿命かなぁ。そして、久々に広げたホットカーペットも壊れていた。電子レンジも調子が悪い。
急な出費に、心の中は、にわか雨。そんな中、風呂上がりの息子は「オシッコとウンチの旅」と題した自作の歌を熱唱。(横堀)

[コロナ対応]先日コンビニで急遽購入したグンゼのマスクが気持ちいい。

10月20日(火)

晴れ。ヒートテック解禁日。

今日は朝から、劇場内では中間アヤカ氏によるバレエクラスを、ロビーではチラシの発送作業を行う。11月から始まる「水上人形劇(オンライン開催)」と11月末開催の「ダンスキャラバン」、来年開催の「子どもダンス留学」入門編と5days編の計4種類。久々の発送作業で、宛名シールの作り方に戸惑う。こういう時にインクが無くなる輪転機。予定していた紙とは違う色で刷る。なんてdBっぽいエピソード。

「子どもダンス留学」1期生(?)にも久々に連絡。あれから2年。声変わりしたり、身長も身体も大きく成長し、今もなお踊りが楽しく続けていること、また逆に残念ながら辞めてしまった子も居る、と色んな報告をいただいた。私は未だに彼らの成果公演写真をデスクトップに設定し、動画などを見返している。先生をしている友だち数名に聞いた、担任で持った子は可愛い、とはこういうことなのか。

今年はコロナのこともあり、全国へ発送!とはいかなかったが、関西で見かけた場合は是非お手に取ってください。めちゃくちゃ可愛いと思います。笑

お昼は近くに新しく出来た「薬膳カレー」を食べる。激ウマ。

午後からは間もなく始まるアウトリーチ事業の打ち合わせに田中さんと。前触れもなく面白いことを思い付く/口にする方なので、常に隣でメモは欠かせない。今回も、生徒たちが羨ましいほどの内容、しかし先生は「あの子らやりますかね、、」とのこと。まあ確かに、ですが、そこまでどう導くかが腕の見せ所。とはいえ地元の中学校ならでは、彼らに顔は割れているので切り替え大事。

明日はバームクーヘン忘れずに持ってきて下さいねー!と田中さんにお伝えし、帰路に着く。(新家)

[コロナ対応]学校では物の貸し借りを解禁したそう。少しずつ緩和傾向なのか…??

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10月21日(水)

今日は兵庫県北部の城崎温泉を拠点にコミュニティダンス・オーガナイゼーションをしている一般社団法人Danstork(ダンストーク)からの依頼でR大学のプロモーションビデオ撮影の振り付けアシスタントのため前泊で京都入り。
現場から徒歩5分のホテルで、ホテルの朝食バイキングに一人で行ったらdbの映像撮影でお馴染み大里さんと再開。大里さんとダンストークの千代さんは同じR大学出身で、今回ダンスと映像でタッグを組んで今回プロジェクトを動かしているとのこ。
朝の現場に到着すると大里さんの照明チームも合流。個人的に今年は何回も現場をご一緒させてもらっていて、本当に勉強になること多し!(外で使えるLEDほしい笑)
キラキラのキャンパスと大学生に囲まれて9-17時の超濃密なスケジュールの撮影を終え、大里さんの車で最寄り駅まで送ってもらえることになり高速で1時間ほどで帰宅。(はやっ!)

20時からはDANCE ARTIST VIEW、ダンス井戸端会議第二回目のトークが開催されました。今回からはYouTubeライヴも並行しており前回よりアクセスしやすくなっている。今回のゲストはインディペンデント・キュレーター青山彬さん。ダンスの枠組みから飛び出し、挑戦と可能性を秘めた井戸端会議の視点はとても貴重。井戸端会議のメンバーがアーカイブも同時進行しているので、前回の出来立てホヤホヤのレポートぜひご覧下さい。

https://idobata.space/article/127/?fbclid=IwAR1efZ-yg2MpKDCRmOvV5NFwjyY-Eo_-dmXUFlkV0kK5yQhfu3z8FoNCi0Y

いろいろ告知が出来なかったなど反省点が自分に多く文さんからのアドバイスで、忙しくてやることが多い時は2時間くらいドトールにこもって企画や今やらなあかんこと等それぞれの最終までをイメージし整理するといいと。世の中が通常運行しだしていろいろ身体と脳が分離してついてこれてないので、一旦クリアにして次へ進む。(米澤)

[コロナ対応]マスク着用、検温、こまめな手洗いうがい、持ち歩きのアルコール消毒をこまめにする

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10月22日(木)

曇り。

少し早めに家を出てホルスでパンを購入。何を買おうかなと迷っていると、照明の三浦あさこさんと会う。一緒にdbへ。

久しぶりの照明研究会。研究会のメンバーに入れてもらってから早1年半。

全くの初心者で最初は仕込みも全然出来なかったけど、今はだいぶできるようになってきたと思う。あさこさんと仕込みをしていると、講師の溝渕さんが到着。
今日は照明卓について勉強をする回。
卓について勉強するのは初めてで、ついていけるかな・・・と少し不安。

いざ、スタート!

序盤から知らない言葉がたくさん出てきて、頭の上には常に「?」。
そんな様子の私に、1つ1つ丁寧に教えてくれる溝渕さんと照明チームの皆さん。
ふむふむ・・・と頭では理解。でも実際にやってみると難しい。
唸りながらも何とか出来た。

研究会の後はいつも思う。照明家さんってすごいな、照明って面白いな、もっともっとできるようになりたいなと。
今日覚えたことは帰ってから復習しようと思いながら、家路につく。(いはらみく)

[コロナ対応]全員マスク着用、手洗いうがい、検温、劇場換気

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10月23日(金)

今日は大谷さんの68歳の誕生日。コロナ蔓延の時代、大きな声では言えないが、我家にてdBファミリーでささやかなパーティーを開いた。大谷さんが3月に芸術選奨受賞した際、お祝いに戴いた日本酒が、みんなで集まれたら開けよう、、と時を待っていたのだけれど、いつまでたってもタイミングがなく「今日だね」と一本あける。美味。

今日の大谷さんのことば。

「皆さんがいることが僕にとってすごく力になっているな、と思う。
仕事やプロジェクトや生活の中で、人に出会う。出会うと力をもらえる。
生かされているな、と思う。
皆さんとやってこれたことが何よりもありがたいことで、この先の人生、少ないのか長いのかわからないけど、89歳まで生きた葛飾北斎を目指そうかと思っている。
この頃はどちらかというと、欲がなくなっている。無欲の帝王(笑)。
政治家みたいに欲の塊みたいな人も多いが、僕らはアートの文脈で仕事しているから、より自由にやるべきやなってあらためて思うし、強い相手には戦っていきたいが、弱いと言われている人(本当は弱くないかもしれないけど)とは協働したいと思う。
畑で野菜を作ることが大事というか、僕らはどこか土を作っている。だっ君(ボリとクォンさんの息子)がいて、モタン(アランと春香の息子)がいて、新しく生まれてくる子(!)がいて、継続していくこと、つながっていくことが、小さな単位でできるんじゃないかと。
大きい制度の話のところに引っ張り出されるが、制度・システムをあまり信用してないんですよね。システムのないところに愛情が生まれるので、まぁそんなふうに思っているので、これからもお付き合いしていただけるとよろぴいかなっと。話すつもりじゃなかったんですけど、、今日はありがとうございます。」

今日はみんなに囲まれ、本当に嬉しそう。昨日より若返ったようだ。

久しぶりの集まり。食後も、家族・夫婦の話が続く。コミュニケーション、ふるまいなど、生まれ育った場所や文化が違う人が、どのように共に暮らしていくのか。大谷さんの言う、「小さな単位」の最も小さな単位。話せること、言葉に出来ないこと、色々あるけど、お互いにリスペクトしあえるとよいなぁ。「ありがとう」は魔法の言葉。話は尽きない。私も幸せな一日。(文)

[コロナ対応]窓開け、手洗い、とり箸

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10月24日(土)

晴れ、洗濯は2回。
いつもより早く起きて、本日の「チャオチャオ!水上人形劇!」の映像プログラム、MC撮影用の台本カンペを仕上げる。

今回、このMC部分が肝になると思っていたのだが、具体的な撮影アイデアがなかなか浮かび上がらず、なかなか進めることが出来なかった。2日前に映像のペペと打合せした時に、全て劇場で撮影する予定だったアイデアを一掃し、ペペの発案で複数の家で撮影することになった。急遽、4軒のお家に相談し、使わせてもらうことになった。どうもありがとうございました!

MCは、真陽小学校ベトナム語母語教室の先生である近藤美佳さんと、旦那のファン・チォン・クォンのお二人。字幕を入れずに、日本語とベトナム語を共存させるかたちでのMCにしたいと思い、お二人にははるかに予想を越えた負担をかけることになってしまった。それもこれも私がベトナム語を全く理解していないので、二言語の特徴を踏まえた文章を導き出すことができなかったのだ。早朝に書いた台本カンペは、全くの役立たずであった。やはりベトナム語の学習の必要性を痛感する。今年に入って何度も何度も痛感している。

1軒目のお家で撮影中、息子の集中力が限界をこえ、パクウォンさんと趙恵美さんご家族に預かってもらうことになった。公園に連れていってもらい、昼ご飯&夕ご飯までご馳走になった。本当にありがとうございました!

撮影場所を、真陽地区から駒ヶ林地区へと移動し、最後のロケーションとなる最南の角野邸へ。その前に、MCのラスト・シーンの為に、長田港で撮影。夕陽が美しくふたりを射した。長田港での撮影後、角野邸で5テイク+音声のみの1テイクで、全ての撮影が終了である。

疲労が限界近くまで達してきた時、「この一言の為に、このプロジェクトをやりたいと思っているのだ」と言っても過言ではない言葉が発せられた。私の口からではなく、私の書いた言葉ではなく、MCのお二人から、お二人の言葉として出てきた。身体に響く言葉だった。

撮影は大幅に時間がかかり、終わった頃にはどっぷりと日が暮れていた。

このプロジェクトでは、ベトナム語が出来ない&映像製作が専門ではない私が進める時、出来る人・お願いできる人を増やしていくことが、今回の私の仕事であると思っている。私はこれまで仕事を抱え込んでしまう傾向があったのだが、手渡して行くこと。手渡した先で、私とは異なる言葉でこのプロジェクトが語られ、また違う手に渡っていくことを願う。そのことが少しずつ実って来たように感じた一日だった。(横堀)

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