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職人を育てることで日本の将来が決まる

職人は育たない!

今そのような現状に直面している業種は沢山あると思います。

建築もそのような現状です。

大工さんも技術職と言われ昔は人前に出せるようになるまで5年間の修行が必要であり、一人前と呼ばれるまで10年かかると言われていました。
私が大工をやる頃まで残っていた文化でした。

それが今は1年で人前に出れたり3年やれば一人前のような現状があります。
それは良い部分もありますが職人と呼ばれる方々育っていないという、とてつもない問題が裏に隠れています。

色々な物が進化し良くなって違う分野のクオリティーが上がりそれが当たり前になってきました。しかしそれは機械の進歩。機械を作る人が成長し、機械を使う人が育ったということだと思います。

大工さんでいうと自分で刃物を研ぎ、木を削り、仕上げ材を作るような職人仕事は本当に減りました。それに合わせて日本建築の醍醐味である木の本来の良さを見せる事の出来る職人さんも減りました。

建築はこんな感じですが板金屋さんや左官屋さん、靴や鞄の皮製品の職人さんも減り染物職人や陶器職人、和紙の職人、石の職人その他にも相当数の職人が日本にはありますがその職人さん達が同じ風に問題にしてると思われる職人不足。
職人はいなくなって良いのでしょうか?

私の周りの界隈では職人を増やそうとしている政治や教育の動きは見受けられません。

ではどうすれば?

もっと身近なところで職人さんを実際目で見る事の出来る環境があったり、実際に職人さんの腕を見る事の出来る環境だったり、職人さんの仕上げたものに触れる事の出来る環境などが必要かと思います。

そういう環境が無いと本当に職人がいなくなってしまいます。居なくなってから対応しては遅い、ので今動くことが必要だと思います。

教育もそうです。職人は粘り強く手に職をつけるまでやり続けないといけません。すぐ諦める、辞める、逃げる教育では人間自身が育ちません。魂が育ちません。文化が育ちません。伝統が残らないのです。

職人というのは突き詰める世界ですので本当に教育になるのです。教育と切っても切れない位置にあります。それも人間教育です。魂の教育になります。必ず諦めないという教育が必要な世の中になります。そして今もうすでにそうなっています。

諦めない教育がされていれば身内を殺したり、幼い女性を犯したり、危険運転などは減るはずです。


私も少し教育に携わりました。諦めさせない教育には根気が必要です。
そしてまずその教育の出来るを育てなければなりません。今はその時だと思います。時が来てからでは遅いのです。教育を訴えかけ一人、また一人と救っていく命がある以上この内容を訴えていけたらと思います。


梅沢建築HP

人も育てます


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新潟で建築の仕事をしています。地方はハウスメーカーのシェア率が相当数占めています。それに比べ個人の会社は営業で負けています。そんな建築全体の体質も変えたいし地元の大工さんが性能や営業を勉強しHMに追いつく力をつける開発をしています。是非noteを除いて診てご支援頂ければと思います