生きたい

生きるってことが文字通り心臓が鼓動している状態を指すなら、もちろん僕は生きている。

ありがちだが、ここでいう生きたいは

自分らしくとか輝きたいとか

そういうイキイキとしてるという意味での生きたいだ。

どうしたら自分は幸せになれるのだろう？

どうしたらもっと毎日が楽しくなるのだろう？

とりあえず、お金の問題がある。

お金が無いので、そりゃ何か新しく始めてみるかとか出来ない。

俳優活動だって金がいる。

まだバイト始めたてで、本当にお金が無い。

それじゃあバイト代が入ったら幸せに一歩近づけるだろうか？

俳優活動再開出来たら幸せに更に近づけるだろうか？

正直、俳優をやりたいと言いつつ、何から始めたらいいのかさっぱりな部分がある。

俳優活動をしていた頃の人脈なんて元からほとんど無かったようなものだったけど

もう今となっては自分のことを覚えている人もいないのだろう。

今自分が本名でsnsのアカウントを作ったところで、誰からもフォローされない。

かつてのファンも、失望させてしまったのだろうと思う。

誰の記憶にも、自分はもういないのだろうか

そう考えて気付くのは、心の中ではずっと、自分は叫んでいたのだなと。

僕を忘れないで
僕に気付いてよ
僕を見つけてよ
僕をもっと見てよ！

と。躁鬱になって早9年。

こんなすぐ気付けそうな心の叫びに、今更気付くなんて。

どれだけ見ないフリしてたんだろう。斜に構えてたんだろう。

人の数だけ、幸せになる方法は無数にあるのだろうけど

幸せになるための第一歩は、心の叫びに気付いてあげられるかなのかもしれない。

そんなことを思う日曜日の夜。