加工食品は身体に良い!?
実は加工食品は身体に良い
悪名高い加工食品ですが、こちらも本物は身体に良く、偽物は有害な物です。そもそも何のために加工しないといけないのかというと、現代のように冷蔵庫など保存環境がなかったために作られた物です。
腐敗の元になるのは、水分、鉄、空気などでこれを遮断してしまえば、ある程度の期間保存が可能になります。しかも、食材の水分が抜けることにより肉や魚などのアミノ酸成分が際立ちうま味をより感じるという副産物もありました。
健康に良い加工食品の作り方
作り方は至って簡単で、食材の3%ほどの塩(ここでは精製塩が効果的)をまぶし、一定の時間(食材の厚みによって変わる)放置します。そうすると浸透圧の力により食材の水分が出てきて、身が閉まった状態になります。
それから塩を拭き取るか水で洗い流し、数時間か数日かけて食材の表面を乾燥させて完成です。こちらは肉にしても魚のような干物にしても工程はほぼ同じです。
表面が酸化や傷んでいてもそこを剥ぎ取れば中にまで腐食が影響することはありません。この工程だけで作られる加工食品は添加物すらなく、味もいいし、健康にもとてもいい物です。
健康に悪い加工食品
市販されている加工食品はなぜ身体に悪いとされるのでしょうか?
見た目の問題解決のために発色剤
これは供給者というより消費者が求めるからそうなったのかも知れませんが、脱水し乾燥させるとどうしても表面の色は悪くなります。肉でいうとフレッシュな赤から黒ずんだ赤黒い感じになります。
これは表面だけで切り取ってしまえば中身はキレイな赤色です。しかし、消費者は表面の色しか買うときに見えませんので、よほど理解されていないと選ばれることは少ないでしょう。
そのために発色剤を使い私には違和感を覚えるほどのピンク色をしているものが圧倒的に多いです。今ではちょっと気持ち悪くて買う気にもなりません。
量増のためのインジェクション
市販の加工食品は美味しさと安さ、さらには見た目の美しさと量まで求められます。そのためにインジェクションという手法で食材に剣山のような注射針を指し、脂肪分や炭水化物分を注入し、量増しします。
抗菌・腐敗抑制作用
インジェクションすると食材の中に入れてしまうので、腐敗や菌の繁殖の原因となります。上記の無添加では食材の中に手を加えることがないので、中にまで繁殖することはまずありえないのですが、インジェクションすることでリスクが増大します。
消費者に腐敗したものや毒性の高いものを販売すると死活問題になりますので、それを抑制するべくさらに添加物を上乗せします。要は短期的に身体を悪くさせるものでは問題視されますが、長期的に身体を蝕むものでは因果関係がわからないので安心というわけですね。
加工肉の線引き
このように加工肉と言っても天と地ほど差があるわけです。そして、無知な消費者はどちらを選ぶかというと一目瞭然です。そうなると手間暇、コスト、時間をかけて消費者の健康を一番に考えるような供給者は駆逐されてしまいます。
選び方は簡単で、裏面の原材料を見ればわかります。食材に塩、あっても砂糖ぐらい(吸湿作用のため)、もしくはハーブ(抗菌作用のため)など。それ以上の得体の知れない添加物が大量に入っているものは避けるべきです。
ここまで塩、醤油、オリーブオイル、そして加工肉と本物と偽物の違いを解説してきました。到底、同じものとは思えないほど身体への影響は違います。本来ならお役人が国民のためにすべきことですが、無理難題なので我々消費者が見極める必要があります。
またいつかこのような供給者を集めるサイトや販売店などを作れたらいいですね。
たきた整骨院 瀧田国生
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