統一教会と自民党のお話、今から30年前の月刊誌『噂の真相』をスキャンしました

統一教会と自民党のお話、今から30年前の噂の真相1992年6月号をスキャンしました。
この時代から統一教会と自民党が蜜月だったことがよくわかります(まあ、噂真記事を信じればですがw)。

記事を読むと自民党左派はこれだからいかんと右巻きの人は思うでしょうけど、その統一教会とずっとつながっていたと思われるのが、このあと93年に国会議員となる安倍氏でもあるわけで、世の中は本当によくわかりません。
結果、30年後にこのようなことに至ったのを、右巻きの人も左巻きの人もよくお考えいただく材料になればと。

その前提知識として、
当時の自民党副総裁・金丸信は1990年8月、中華人民共和国を訪問して北朝鮮訪問に向けた協力を要請した。同年9月には日本社会党の田辺誠らと訪朝団を団長として編成した(金丸訪朝団)。
1992年3月、栃木県足利市で山岡賢次の応援演説中に右翼の銃撃を受けるが、弾丸は全て外れ、金丸は助かる。同年3月25日に世界基督教統一神霊協会教祖、文鮮明が特例措置で14年ぶりに日本に入国。田原隆法務大臣から上陸特別許可が下りた。金丸が法務省に対する政治的圧力をかけたのではとの疑惑を生んだ。
同月31日、金丸は都内のホテルで文鮮明と会談を持った。そして4月1日に訪朝。金丸と金日成は、日本語を用いて差しで対談を行った。しかしやり取りが文書として残っていないため、一体何を話したのかが謎となっている。
1992年8月、東京佐川急便から5億円の闇献金疑惑。10月21日付で議員辞職した。1993年3月6日、金丸は政治資金を流用して個人資産を蓄財し脱税したとして東京地検に逮捕された。

こういう流れを見てますと、すごい権力闘争があったと思われますね。いや、米国の意向かな。そして統一教会利権は次に誰が握ったのでしょうか。

噂の真相 1992年 6月号 
●グラビアページ(Photo Scandal)
統一教会の文鮮明が超法規措置で突然の訪日行動
表向きは〝国会議員団"の招待だが、実態はこれだ!!
 北朝鮮の権力者、金日成主席の誕生祝いに出席するため自社両党から10人の大代表団が訪朝したのはこの4月1日のことだ。 こうした金丸信主導の北朝鮮外交に対し、民族派などから「犯罪的行為」「土下座外交だ」 などのが集中しているが、実はこの20日ほど前、金丸信はもうひとつ朝鮮問題にカラむ「犯罪」的行為をしている。
 3月26日、統一教会教祖・文鮮明が来日した一件である。海外で有罪判決を受けた文は本来、入国管理法によって日本には入国できないことになっているはず。ところが、「北東アジアの平和を考える国会議員の会」なる団体が「招待する」形をとって「超法規的措置」が認められたのである。
 この「---国会議員の会」は加藤六月の兄である加藤武徳参議院議員を代表に、各派閥を横断する自民党議員の有志によって構成されていることになっている。
 ところが、これはたんに名義をしているだけで、まったく実体のない組織であるらし い。というのもこの「国会議員の会」の連絡先 は「スパイ防止法制定促進連合」という 電話番号と続き番号、しかも事務局と称する平河町のビルの一室に出かけてみたところ、玄関には霊感商法のツボと塩入れ、壁には世界日報カレンダーが貼られていた。これは各所にある一教会の布教所「ホーム」とよく似たスタイル。
 まさに国会議員とは名ばかり、実体は統一教会そのものなのである。そしてこのペテンの糸を引いていたのが金丸信。金丸は世紀の会談以来一転して金日成ときわめて親しい文に北朝鮮へのパイプ役を期待したともいわれるが、文鮮明の来日の狙いはあくまで信者数激減が囁かれる統一教会のテコ入れ。来日と引き換えに金丸に多額の献金をおこなったともいわれる。
 いずれにしても、いまだ犠牲者の絶えない問題宗教の教祖の超法規入国に選良たる国 会議員が手を貸すとは「犯罪」以外の何物でもない、という民族派の怒りの声が聞こえて きそうである。 <詳細は本文特集>

●マスコミが書けなかった情報を満載したコラムページ
文鮮明の統一教会はいま・・・ 有名タレントで信者獲得を集めた金で国際的政治工作
「幸福の科学」の景山民夫、小川知子以来タレント信者が宗教の前面にでる昨今だが、結婚を材料に入信を勧誘しているという統一教会(世界基督教統一神霊協会)では、結婚の話に必ずでてくる女性タレントの名があるらしい。
 最近のさる脱会者、Zサンによると、
 「まず勧誘でクドかれたときに出た名前は、桜田淳子。彼女のマネージャーをしている実のお姉さんが統一教会の熱烈な信者で、韓国で合同結婚式を挙げていて、しかもお兄さんが国際勝共連合の人です。また、新体操の山崎浩子も信者だと聞きました。お恥ずかしい話ですが私など『タレントや女優と結婚させてやる」と言われ期待して入信したんですがところがサッパリそんな気配がない。」Zサンが別の事情通の信者から聞いた情報では、桜田は昨年で三三歳。 統一教会では結婚しなければならない年齢なので、実はアメリカで密かに文鮮明から“祝福”という統一教会の指名結婚儀式をうけたらしいというのだ。山崎にも、同様の指名された相手がいるという。
 また、Zサンのような財産家に近づくときには相手が高齢者でも、『音無美紀子さんのような良妻賢母もいるんです。まちがいなしですよ」などと女性タレントの名前が勧誘の際に頻繁に引き合いに出され、好みのタイプも探ってくるという。
 しかし、この手で強引な献金の道具にされてきた統一教会の結婚に最近、異変が起こっている。毎年韓国で行われる国際合同結婚式が、直前になって実質的に中止。昨年は1万組と言われたのだが、機関紙を通じ一般公募まで行っていたのに婚約者たちは宙に浮いてしまっているのである。
 さまざまの要因から、資金的にかなり苦しいというのが背景らしい。
 要因には、昨年四月に始まった元信者たちの「青春を返せ訴訟」や、教団ナンバー2の朴普煕が社長を務めるパンダ自動車の失敗。霊感商法があまりに有名になりすぎ、思うように資金が集まらないことが挙げられる。傘下企業の負債額も相当なのに加えて、強引な寄付金や信者の土地を担保にノンバンク等から引き出した金のやりくりの失敗である。
 なぜこれほど統一教会には金が無いのか。 文鮮明がゴルバチョフに会ったとき五百億円、金日成のときに百億円が使われているからだとZサンは証言する。教団がいかに隠しても、昨年十一月突然の人事で経済面のリーダー古田元男・ハッピーワールド社長が辞任し、三二年間宗教面のリーダーを務めた久保木修己日本統一教会会長を名誉会長へ棚上げして実権を剥奪したのを見れば、内部のゴタゴタを自ずと露呈しているというもの。いくら文鮮明教祖が、極秘裏に来日して政界工作を試みたとしても、頭隠して尻隠さずという他はない。

ということで本文特集はスキャン画像でどうぞ。

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