「新解釈・桶狭間の戦い」をもとに今川義元、織田信長、それぞれの進軍ルートのマンツーマン・ガイドツアーを始めようと思います
「新解釈・桶狭間の戦い」として、今川義元は戦いの日、大高城を早朝に出て、漆山、高根山、桶狭間山と信長に備えながら、三河に向け撤退していたところを信長に襲われたという説(かぎや散人説)を雑誌『歴史群像』で発表して2年、少しずつは知られるようになってきました。とはいえ、なかなか理解されるのは難しい。
桶狭間の戦いをもっと多くの人に知ってもらうためには広域に渡る現地を回ってもらうのが実は一番よい。あたりの多くが住宅地になってしまっていますが、まだまだ痕跡は残っていますので。とはいえその場所に行っても、解説がなければただの住宅地や公園です(苦笑)。名古屋市の信長攻路は頑張ってはいますが、桶狭間の戦いに関してはちょっと外しています。
そこでこれまで、文化センターその他で、一回あたり10人以上の方を引き連れて何度かガイドツアーをしてきましたが、もっと多くの人にわかってもらうにはもっとガイドツアーを増やしたいところ。といってもこのご時世ですので、かつてやったようにマイクロバスに多人数を詰め込んで、というのはもはや不可能でしょう。
そこで密にならないガイドツアーとして、一回あたりお二人だけをクルマに乗せて、現地を回るという企画をやろうと思っています。私が二人をクルマに乗せ、ガイドをしながらお連れするというもので、マンツーマンですからガッツリと「新解釈・桶狭間の戦い」がわかっていただけると思います。
タイムスケジュールとしては1回4時間程度で午後1時スタート、午後5時終了。
1回では回りきれませんから、2回ワンセットでやってみたいと考えています。
第一回 義元進軍コース(写真は漆山からの全景)
名鉄知立駅集合。鎌倉街道(東海道)から正光寺・丸根・氷上砦、大高城へ。鷲津砦、漆山、高根山、そして桶狭間へ。
第二回 信長進軍コース(写真は善照寺砦からの全景)
名鉄神宮前駅集合。鎌倉街道上の道から丹下・善照寺・中島砦(鳴海城も)、高根山麓から、釜ヶ谷、そして桶狭間へ。
料金はどちらのコースも一回あたりお一人1万円を考えています。ちょっと高いかなあとは思いますが、お車代も含まれているということで。なお定価1800円の『現代訳信長公記・天理本』と定価1200円の『桶狭間への道』の2冊をお土産に差し上げます。
希望があれば、互いの都合を調整して実施したいと思いますので、まずはご希望をメール mizuno@days.co.jp までお知らせください。平日でも土日祝日でも調整は可能です。
また桶狭間近くの鳴海中日文化センターでの私の講座は、2021年10月からは以下のようなプログラムとなります。
桶狭間の戦いに関する新説を解説しつつ、桶狭間以外の関連する現地をめぐります。
10月2日 座学 桶狭間の戦いの前に義元は沓掛で泊まらなかった
11月6日 現地 鎌倉街道・二村山と沓掛城
12月4日 座学 桶狭間の戦いの頃、笠寺はどうなっていたのか
1月29日 現地 佐久間信盛の山崎城と笠寺界隈
2月5日 座学 桶狭間の戦いでの正光寺砦・小河衆の役割
3月5日 現地 水野信元の緒川城・刈谷城
座学と現地を交互に行いますのでぜひご参加ください。こちらの現地講座は、クルマではなく公共交通機関と歩き(だいたい4~5キロ)となります。
鳴海中日文化センターは名古屋駅から名鉄電車で15分ほどの名鉄鳴海駅の目の前ですし、近隣駐車場も安くてたくさんありますから来場いただきやすいと思います。
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