DAINというAIを試してみた話
はじめまして、エンジニアの吉村です。
Daysでは自社サービスの開発や運用の仕事に携わっています。
今日は僕がどんな人なのかを少しでも知ってもらえるように、ものすごく個人的な興味について話していきたいと思います。
突然ですが、皆さんDAIN-Appというものをご存知でしょうか。
少し前に話題になった(僕の中では)ものなのですが、AIを使った動画の中割フレームを補間してくれるソフトです。
DAINとは、「Depth-Aware Video Frame Interpolation」の略称で、動画の深度(奥行き)を識別するビデオフレーム補間するものということを意味しているみたいです。
DAIN-App以外にも色々似たようなものはありますが、DAIN-Appの特徴はより近い物体を優先的に処理する仕組み(この仕組みについては既にある手法)で、それを今までよりも効率的に処理できるらしいです。
以下、サンプル動画です。
せっかくなので自分でもDAIN-Appを使ってみてどんな感じなるのか試してみました。
8FPSの動画:
DAINで60FPSに変換:
自宅のパソコンで変換をかけましたが結構時間がかかりました(1時間30分程)*1。今回は全然関係ないですが、この手書きアニメーションを描くのは1時間半くらいかかりました*2。
他のソフトと比較していないのでわからないのですが、もっと早く変換するにはそれなりのマシンスペックが必要そうだと感じました。また、アニメーションをつくる観点だと、強弱のあるシーンを描く場合に使うのは結構難しそうなのかなと素人ながら思いました(そもそも現場では当たり前の知見なのかもしれないけど)。逆に、そういったシーン以外では存分に使える気がするので、時短して、こだわりたいシーンに時間をかけられるようになるのかなと思いました。
現場でも自動中割ソフトは使われているかと思いますが、高精度で高速に処理できるようになれば、動画コンテンツの製作者方は空いた時間で色々なことができるようになるため、クオリティも今以上に高くなっていくんだろうなと想像してます。
グラフィック業界以外でも今AIは色々な分野で利用されていて、AIの重要性が高まってきていますが、全然勉強できていないので色々情報を追っていきたいなとこの頃思っています。
最近あまり面白そうな技術に触れる機会を作っていなかったので、今後も取り組めていけたら良いなと思います。特にAIについては先に述べたとおり勉強したいとこの頃感じているので、面白いものがあれば試していきたいです(ブログでまた紹介するかもしれません)。
*1: CPU=Ryzen 5 2600 Six-Core, RAM=16G, GPU=NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti
*2: エロマンガ先生のOPの一部を参考に描いております
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