見出し画像

私は木を育てているのか... ナムさんに教えてもらった「悩み」の意味。

 過ぎたことでも、世の中のことでも、しょっちゅう「なんでこんなことになるの?」と疑問がふつふつと湧いてしまう私は、それをきっかけに悩みにつながってしまうことがとても多いです。点と点がつながって、身動きできなくなることもあります。考え過ぎと言えばそれまでで、もっと気楽に考えられない自分が嫌でした。でも嫌なのに変えられない。今度はそれ自体が悩みのようになってしまっていて、最近はもうどうしたらいいの!?という感じでした。

 そんなときにYouTubeでたまたまこの動画が上がってきました。ナムさん(BTSのRMさん)の2016年のV Liveで、ARMYのノ子さんが日本語字幕をつけてくれているものです。

 特に「悩みが多いこと」について話しているナムさん。1:26くらいからですが、これがもう響いてしまって涙が止まらなくなりました。

 そう、「悩みが多いこと」=「自分はおかしい人」と思っているんです、私は。もっと気楽に、もっと適当にやればいいじゃないって、ずっとどこかの誰かがささやいているのにそっちに行けなくて本当につらくて。でもナムさんがこのV Liveの中で、ナムさんのメンタルや勉強を教えてくれる?ジュ先生の話をしてくれます。ノ子さんの日本語訳をお借りして要約すると、

 悩みの枝はどんどん伸びていく。
 それが伸びれば伸びるほど
 今は苦しくても
 時間が経って大きく伸びた枝たちが
 整理されまとまっていって
 とても大きくて美しい木になる。

【BTS 日本語字幕】ナムさんがみかんとさきイカを食べながら悩みについて話すよ 🐨
https://youtu.be/TrNKdXLQNEU

 ナムさん自身もこの言葉で癒されたそうです。私も本当に癒されました。この「悩む」という行為自体の結末がみえないことがつらくて、ただただバカみたいにこの現代社会で損をしているんだという負の捉え方をやめて、私は目に見えない大きな木を育てている最中で、それは生きている限り続いて、でもいつか振り返ったときにそこには大きな木が存在しているんだと想像したら、それだけでもう充分かもしれない、と思いました。もちろんその木は目に見えなくて、心で感じることしかできません。誰かにみせて自慢することも、ほめてもらいこともありません。でもきっとそれは自分でちゃんと感じることができるはずだ、あんなに悩んで苦しんだのだから、それは絶対に忘れることはないのだから、と思いました。

***

 ナムさんはBTSのリーダーです。悩みもそれはそれはたくさんあると思います。ボンボヤージュ4でニュージーランドに行っているときも、曲を作ったり考えごとがあってなかなか楽しめない、と言っているときがあって、心(悩み)と体(具体的な活動)の間で本当に大変なんだろうな、と思っていました。

 それなのに、くすっと笑ってしまえるような失敗をしてみたり、料理が苦手だったり、車の運転免許をとっていなかったり(周りの人に止められているそう)、でも自転車が好きで、読書や美術が大好きとか。ときどきみせてくれるその魅力が最高です。
 
 実は私もペーパードライバーで(45歳ですがもう免許の更新やめようかな?と思っています。運転が怖すぎてできません)でも自転車は好き、読書は今はおやすみしてますが、若い頃はお金はおしゃれより本に使いたい!と思っていました。中学校のときの部活で部長もやったので、多くの部員たち(メンバー)をまとめて先生(ナムさんにとっては事務所?)につないでいくとか、本当に大変だと思います。なので時々「わかる!」と思うこともあって、親しみがあるリーダーです。

 ナムさんのこの動画で「悩む」=「よくないこと」という概念を外せるかもしれない、と思っています。これから悩むというより、よく考えてみる、という捉え方にしようかな?と。これは悩んでいるんじゃなくて、どうやったらいいかと考えているんだ、と。自分のことも世の中のことも、よく考えてみたっていいじゃないか、ってちょっと開き直る感じですね。そんな風にしていこうと思います。

 本当にこの動画がみれてよかったです。感謝です。今日も読んでいただいてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?