はたらくことと、キャンプのことと
今日、声音が関わった2つの記事が公開されました。
まず一つ目はPERSOLグループが新R25で連載している「“はたらくWell-being”を考えよう」の新作。
取材・文は、市川みさきさん。ぜひ読んでいただきたい。
私、昔から父に「仕事は辛いからお金がもらえるんだぞ」と言われて育ってまいりました。
服飾の大学を出て、好きを優先してアパレル業界で販売員(しかもアルバイト)をするといった時、業界的にあまり稼ぎが良いわけではなかったから、「好きを仕事にしなくても、お金を稼いで好きなものを買ったらいいじゃないか」と諭されたことをいまだに覚えています。
その時は、嫌いなことやってお金もらうなんて、いくら積まれたってゴメンだ!なんて思っていたけれど、大きな勘違いだったのかも、なんて、この記事で思ったのです。
辛い=嫌いじゃない。
嫌いじゃなくても、辛いことって普通にあるよねって話で、体の辛さもあれば、成果が出ない辛さもある、人間関係の辛さもあるだろうし、お金の辛さもあるよね。
その辛さと、自分が得たいもの(時間・お金・成果、人それぞれ)のバランスの話で、辛さを差し引いても、自分の時間をかけていいんだって思えることだから続けられる。
そこに、好きという感情は本来介入しないのかも、と思ったりした。
何でもかんでもハラスメントになってしまう時代、自分の仕事を好きでならなければならない、好きハラみたいなものを書いているのではと迷うことが最近よくあった。
まだ、迷うけど。
書き手としての迷いもあれば、小さい会社ながらも経営者としての迷いもある。
でも、知らぬうちにいろんな持ち物を背負いたがる私にとって、今、この言葉を読めたことがすごく良かったなって思えています。
もう一本は、キャンプメディア『FORENT』の記事。取材・文はわたし。
ぜひ読んでいただきたい。
いい天気の日だったなあ。
この日、ふもとっぱらについてカメラマンさんと合流した瞬間に何故かビールをもらった。
今回の記事をはじめご家族を取材させていただくと、
絶妙に親の気持ちと子どもの気持ち、どっちも湧いてきちゃって、書くとき「あたし今、何歳?」ってなる。
このご夫婦がまた素敵で、お子様がいても恋人のようで、でもお父さんとお母さんで、その境目がシームレスなのがものすごく素敵でした。
ああ、そうかぁ。なんて。
お父さんもお母さんも子どもたちも、家族だけれども、一人ひとりの世界があって人生がある。
べったり一緒にいることだけが愛ではないからこそ
家族の交わる場所が住む家以外にあるというのは、とてもいいなあと改めて思った。(すごく当たり前のことなんだけど、改めて)
「親の勝手かもしれない」、と言いながらも、楽しそうな子どもたちを見て目尻を緩める。そんな姿を見ながら、エゴとはなにか、と考えていた。
ただ、子ども目線で考えてみようと私自身の子どもの頃のキャンプを思い出してみると、キャンプそのものは正直好きではなかったしあんまり楽しんだ記憶がないけれど(今ほど設備が充実してなくてトイレもシャワーも怖かった記憶の方が強い)、
キャンプ場で過ごす両親はニッコニコしていて、「幸せ〜〜」ってよく口にしていて、なんだかいいなと思った思い出は残っている。
子どもの頃は、親はいつも完璧でいつも強いと思っていたから、「幸せ」っていう概念はないんだと思っていたが(どんな)、いろんな感情を抱えていたのだろうなぁ。
聞いて、書いて、読んで、毎回違う印象を抱く。その時の自分の考えが映るように。
今日の私は、この2本を読んで、こんな感じの想いがありましたとさ。
>>仕事の99%はつらい。仲間とハイタッチする1%の幸せが原動力。
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