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ジチカイチョーな日々②〜ネコとニンゲン 其の壱〜

今週は写真を撮ってなかったので、だいぶ前に撮った高崎の鬼滅だるま。
最近鬼滅の話、聞かないなぁ。
時代はもはや呪術廻戦。
ついていけんわ…。


不定期更新のジチカイチョーシリーズ第二話。
今回のテーマは「ネコとニンゲン」。

ネコはイヌと並んで永い間、ニンゲンにとってなくてはならない存在として共に生きてきました。
中にはニンゲン以上に大事な存在となっている方も多いのではないかと思います。
そんなネコについて改めて考えさせられる話。


先日、自治会の方からとある依頼を受けました。
近所にネコを放し飼いしている家が2軒あって多数の苦情が寄せられているとのこと。
飼い猫だけでなく野良ネコにもエサをやっていてドンドコ増えているそうな。
敷地内にフンをされたり、車に傷をつけられたり、中にはボンネットの中に入られて車がオシャカになってしまったという被害も(!)。
少し離れていることもあり全然知りませんでした…。
そのため自治会として注意文を出してほしいとのことで原案を持ってこられた、というわけでした。
そうか、そういうことも自治会で対応せにゃならんのか…。
4月頭から続く自治会書類との格闘に疲労がにじんでいただけに、ややガックリしながら原案を読んでみると…

・飼い猫は敷地内で飼うように
・首輪をつけて野良ネコとの違いをはっきりさせるように
・フンを片付けるように

…という内容。


非常に真っ当な意見です。
…なんですが、やや高圧的な印象が引っかかります。
第三者として当事者の思いを聴いた上で対応した方がいいのでは…と先の方に提案してみたのですが、直接話すと余計にややこしくなるからまず文書を出してほしいという主張が強く、了承しました。


野良ネコ、一般的にはどう対処しているんだろう…と調べてみたら意外な事実が発覚。
野良イヌと違って狂犬病のような悪性の強いウイルスを持っていないため、野良ネコは駆除の対象外。
更に動物愛護法で守られているため、役所も保健所もなかなか対応してくれないとのこと。
業者もまず対応してくれないらしい。
そんなに大変なテーマだったのね…。

更に環境省によると、ネコは繁殖力が強く、一匹から3年で2000匹まで増えるという(!)。
そんなにすごい話なのか…。

でも待てよ。
ネコ放し飼いのお宅は10年以上前から続いている…ということはもはや天文学的な数になっているはず。
でもさすがにそこまで増えてはいない。
更に調べると、厳しい環境のためほとんどは子猫の内に死んでしまうという。
天敵もいて、ハクビシンに襲われて血だらけになっているネコの目撃情報も。

不幸な子ネコを増やさないためにも去勢しましょう、と環境省は言っている。
たしかになぁ。
でもニンゲンの都合で子どもを産めない身体にさせてしまうことに抵抗感がある、という意見も心情的には分かる。
ネコって、ペットってなんなんだろう…。

そんなことを悶々と考えながら、注意文をこしらえて件のお宅へ。
たしかにすごい数のネコ…。
隣のお宅にも当然のごとく複数のネコが居座っている。
こりゃたまらんな…。
なんとなくコソコソとポスティングして退散。
どうしたものか…と思いながら数日が過ぎたある日、思わぬ展開が…。

つづく

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