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健康診断の結果が年々地味に酷くなっている。

不安な時間が淡々と長いので、日記を書いてみる。

健康診断を先日受けた。

ここ数年。肺炎に3度程罹ったり、頭位めまい症になったりなんだかんだ私の体にはあったので、なにかしらあってもおかしくないなあとは思っている。

実際、健康診断の結果は年々地味に文字数が増えてきている。

ここ数年は、ちょっと……メタボですねえ~っていうことは確実に書かれている。

腎機能はクレアチニンというよくわからないものの数値が若干基準よりオーバー。心電図は軽度異常だが、右軸偏位で心臓が右寄りだなあって感じだ。心臓右寄りに関しては、昔からのような気もする。

視力は年々バラバラだ。前々回は両目0.4だったのが、次は1.5・1.0になった。視力検査担当の人にも「え、コンタクトしてます?なんでですかねえ」と言われる始末。もうその日の目のコンディションでしかない。仕事が変わったのも原因としてあるかもしれない。

まあ、今回もあっても所見なし。そんなもんだろうと思っていた。

今回は、乳がん検診と子宮細胞診が安く受けられる年度だったので、基本検診にそれらのオプションをつけた。年齢も経てきているし、結婚もしているし、以前の職場で乳がんを見つけて取った人もいたので不安要素である。どんなに気をつけていても、だれでもなる時はなるのだ。

私は、エコー検査を選択したのだが、なんだか今回、めちゃくちゃ左乳房を繰り返し見られた。

え、さすがにこれ、なんかあんじゃないの?と思った。結果を知るのが不安なくらいだ。まあ、ただ排卵日も重なっていたので、なんだかよくわからないがそれも関係しているのか……?胸が張ってたとか……?と、色々自分を安心させる要素を、結果が郵送で送られてくるまで見つけていた。

健康診断から3週間後。

仕事から帰宅すると、郵便受けに健康診断の結果が郵送されてきていたので、もう玄関で開けた。飼い猫がいつもどおりニャアアン~と3階から降りて来て早速封筒にじゃれてきたが、猫どころではない。猫をやんわり振り払い、健康診断結果に目を走らせた。

乳がん検診の結果から確認すると、がんではなかった。めちゃくちゃ見られていた左乳房は左のう胞だった。初めて見る言葉だったので検索すると、卵巣ホルモンのバランスが崩れて水分が溜まるものらしく、良性で治療の必要はないものらしい。とりあえず、ホッとする。

しかし、問題はそこではなかった。

他のところを確認すると、メタボや視力やクレアチニンは近年の通りだったが、そうじゃないところがあった。

子宮だ。

子宮細胞診は、腺異型または腺がんの疑いだった。AGCという分類らしい。

は?

なんだしなんだしAGCのこと?高橋一生?コーヒー?発毛治療?とか色々思ったが、がんの状態色々アルファベットついて分類があると検索して知った。

単純にびっくりした。はあ、がんの疑いですか。

翌日、在宅勤務だったので合間を見て健診を受けたところへ連絡し、色々話を聞いて紹介状の手配をした。近所で診てくれそうな病院を探し、それから4日後に検査を受けられることになった。紹介状は健康診断を受けた都心に取りに行かねばならず、それがすこし面倒だなと思ったが背に腹はかえられない。

近所の病院の医師の話だと、普通扁平のがんが多いらしい。

腺がんというのはあるにはあるが、私の場合、あまりないところに腺がんの疑いがあるらしく、本当にそうなのかもう一度検査するとのことだった。

結果は更に1週間後で、平日行けそうにないので土曜に行くことにしている。

結果次第で、治療が必要なものなのか、治療が必要ならば次は組織診という子宮を軽く3箇所くらい切って細胞を診る検査になるそうだ。「医者からしたら大した出血ではないが、患者さんは少し驚く程度の出血」ということで、眉間に皺が寄った。医者はどんだけ血液を見ているのか見当もつかない。

その病院では入院を今は受け入れてないそうなので、別の病院に行ってもらうようになるとのこと。

え、入院?どうなんの?と、とにかく今は未知である。「前回の健康診断で特になにもなかったんでしょ? だったら、たぶん大丈夫だとは思うんだけどねえ」という言葉に少し慰められた。

まだ疑いのまま、10日と少し結果を待つことになった。

夫に伝えると「え、嘘でしょ」と少なからずショックを受けているようだった。飼い猫に「もしかしたら病気かもしれないんだよねえ~」と伝えると、距離を取られた。

とりあえずなにもなければどんなにいいだろうか、と思っている。なにもなければないで、気休めにニンテンドースイッチで運動系のゲームを始めようかなとも思う。

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