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オリンピックが終わりました。 8月12日

朝4時からの閉会式、ライブでご覧になりましたか?
私は、5時ごろに目を覚まして、後半を見ることになりました。
次回の開催のロサンゼルス市のコーナーのトム・クルーズさんの登場はちょっと驚きでしたね。
映画でもスタントを使っていないと言われていますから、競技場の屋根から飛び降りるワイヤーブレイは楽勝でしょう。
でも、ロンドンオリンピックの開会式の時の、007のダニエル・クレイグがヘリで登場したのと、基本同じ演出でしたね。
ロスのビーチでの豪華アーティスト共演を見ると、やはり西海岸は文化の発信地だなと改めて思わされました。

レスリング。
日本がこの日までに既に9個のメダルを取っているレスリング競技の最終日に、ふたつの金メダルが誕生しました。

男子フリースタイル65キロ級。
清岡幸大郎、金メダル。
おめでとうございます。
決勝では一昨年の世界選手権で優勝しているイランのラーマン・アムザードハリリ選手と対戦。
最初のポイントこそ奪われましたが、その後は一方的に攻めて前半10−1。
後半も積極的なスタイルのレスリングで相手のポイントを2点に抑えて勝利しました。
清岡選手にとっては、東京オリンピックの金メダリストの乙黒拓斗選手との国内選考の方が厳しい戦いだったかもしれません。
最後最後のチャンスとなった全日本選手権で乙黒選手に勝利して、オリンピック出場権を手にしました。
高知出身の清岡選手は、女子57キロ級で金メダルの獲得した櫻井つぐみ選手のお父さんが経営するレスリングクラブで、レスリングを始めて、二人でオリンピックを目指してきたそうです。
試合後の会場では、二人揃って金メダルを持って、メディアの要求に応えてポーズを取っていました。
清岡選手が今年から所属している三恵海運は神戸の小規模な海運会社ですが、この会社には男子グレコローマンスタイル77キロ級で金メダルを獲得した日下尚選手も所属しています。
なんだか、この会社すげえ。

女子76キロ級。
鏡優翔選手、金メダル。
おめでとうございます。
すべてのレスリング競技の一番最後に上がったのが鏡選手。
相手はアメリカのケネディ アレクシス・ブレイズ選手。
ポイント1−1で迎えた後半に2ポイントをあげた鏡選手がリードしますが、ブレイズ選手も激しい攻撃に合って防戦に回るシーンも。
最後までこのリードを守って金メダルを手にしました。
マウスピースに「かわいい」と刻むなど、「かわいい」の言葉をモチベーションに戦ってきた鏡選手の女子最重量級の金メダルは日本選手初の快挙です。

陸上。
女子マラソン。
レース前日に発表された前田穂南選手の欠場はショックでしたね。
右大腿骨疲労骨折ってどれだけ追い込んでるんだ。
日本女子マラソンのオーバーワークでの欠場や体調不良を何度見てきたことか。
しかも、補欠の細田あい選手が出場できないなんて。

そんな中で初出場の鈴木優花選手ががんばりましたね。
6位入賞おめでとうございます。
男子同様、オリンピック史上最も過酷なと言われたコースで開催されたレースでしたが、鈴木選手は登り下りの急勾配が終わる残り10キロ近くまで、アフリカ勢を中心としたトップグループと並走。
最後は引き離されましたが、自身の記録を7秒更新する2時間24分2秒でゴール。
6位入賞を果たしました。
もう一人の日本選手、前回8位入賞の一山麻緒選手は51位でした。

金メダルは、2時間22分55秒でオリンピック記録を更新したオランダのシファン・ハッサン選手。
ハッサン選手は5000mと10000mで銅メダルを獲得し、この大会3つ目のメダルがこの金メダルです。
5000m予選と決勝、10000m決勝を走って、マラソンを合わせた4レース合計は62.195キロ。
トラックレースで二つのメダルを取った上で、過酷なマラソンで金メダルってなんと言っていいやらですね。
彼女は、東京オリンピックでは5000mと10000メートルで金メダル。
1500mで銅メダルを獲得したトラックランナー。
マラソンを始めたのは昨年からだそうです。
日本の長距離の指導者はぜひ彼女の調整法を勉強しに行ってください。

ハッサン選手は、エチオピア生まれで、15歳の時に亡命し、その後難民と認められて、オランダ国籍を得ることができたそうです。

今回のパリオリンピックで日本選手が獲得したメダルの数は、次のとおり。
 金メダル:20 銀メダル:12 銅メダル:13
金メダルの数、三つのメダルの総数を合わせて数は、過去最高だそうです。
選手のみなさん、お疲れ様でした。


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