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花屋開業のために始めたこと。

さて、表題通り花屋開業のために、
経験もなければ花をろくに触ったことがない状態から無謀にも花屋やりたいと思った私は、
「まず花を触ってみよう。」と思い。
というか、本当に私に花が出来るのだろうか、を確かめるために、産休に入ったタイミングでレッスンが受けられる場所を探し始めた。

検索エンジンでざっくり出てくる教室系は花のデザインがあまり私好みの雰囲気でなく。なんとなく年齢層が高そうな印象を受けたため見送りに。
また、ガッツリめなスクール系もあったが、費用と期間がかかりすぎる為断念。

次に、Instagramでの検索。
お花屋さんの一角で行われている単発レッスンや、短時間で出来るワークショップ、半年コースや1年コースなど、時間をかけて本格的に学べるサロンなど、レッスンにしても様々な形態があることを知る。そして、金額はピンキリ。人気アーティストやサロンのレッスンはもちろん高いし、街のお花屋さんのワークショップなんかは良心的だったり。
そんな中見つけた1つのフラワーサロン。
ママさんがやっていて、お花のデザインも好きな感じ。雰囲気も良さげだし、よし、今度ここの単発レッスン行ってみよう、と思ったのが真夏の臨月。
臨月だし、暑すぎるし、途中でぶっ倒れでもしたら大変だから産んだら行こうと決め、その後はサロンの様子や先生の作品をインスタで拝見する日々。
無事に出産を終えた産後1ヶ月頃。
そのサロンで、1年かけて基礎から学び、ビジネスセッションや市場研修なども含まれた花屋開業コース1期生募集の知らせを受け、もうこれしかないじゃないかと。
単発レッスンに行って様子を掴むことすらできていなかったが、全く花に触れたことない人間が、効率よく短期間で学ぶにはこれしかないと確信した私は、旦那に相談するフリをして心は既に決まっていた。
シレッと申し込み、旦那には事後報告(もちろん怒られた)で(強制的に)許可をもらい、私の花屋開業に向けての第一歩が始まった。

私は元々フットワークが軽い方ではなく、インドアで、どちらかというとオタク寄り、交友関係も狭く深くで誰とでもすぐに打ち解けられるような人間ではなく、恐らく、私が生きてきた人生の中で初めて(結婚•出産は除く)、勇気を振り絞って未知の世界へ飛び込んだ第一歩がこの瞬間で。

それだけ、学歴もスキルも何もない人間が、何かを始めるには、とにかく動かなければ何も始まらないと強く思ったことが印象に残っている。
この時の気持ちを忘れることなく、常に動き続け、進み続け、挑戦し続けることが今の私に唯一できることなのだと、自分に言い聞かせながら、襟を正して向き合っていきたいと思う。

写真は、花に触れたことがなかった私が1回目のレッスンで初めて作ったブーケ•ロン。
下手で恥ずかしいが、この時の感覚、高揚感、自ら一歩を歩み出した充足感を、私はずっと忘れないだろう。

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