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少し新しいことを始める

新しい出会いと、和やかな雰囲気で始まった新生活は、何か仕事以外に新しいことを始めたい、という気持ちを運んでくれました。

思えば、何年も、新しいことをしたいという意欲は湧きませんでした。劣悪な環境下での前職で、最初から転職ができないと思い込み、私に対して嫌がらせを続ける上司や同僚に対して、私がどう変われば仕事がうまくできるか、そのことばかり考える日々でした。自力で改善できない現状に悩む日々で、全く新しいことを始めたり、仕事以外のことで楽しみたいという気が起きませんでした。

しかし、転職先が決まり、新しいスタートを切った職場は、予想していた以上に私を歓迎してくれる職場で、協力的な同僚たちとの出会いに、徐々に心が癒される気がしています。

そして、やっと何か新しいことを始めたい、という意欲がでてきました!

新しいことと言っても大それたことではなく、今までしなかった行動をしてみようと、自然に触れ合う機会を思い立ちました。緻密な計画は苦手なので、天気予報を見て老齢の親を誘い、家から近いレジャーシートが敷ける公園に行くという行動を実行してみました。

持ち物は、レジャーシートと、簡単なランチ。ランチと言っても、炊いたご飯にふりかけを振ってラップでお握りにしたものと、冷凍食品のおかずをレンチンしてそのまま皿ごと、デザートのバナナを数本を大きめの籠に入れてたいたって簡単なものです。

行った先も、観光地の公園ではなく、家の近くの比較的広めの公園です。人はあまりいませんでした。開放感ある外の食事は、いつもと違う話題が出て会話が弾みます。生い茂った草から突然出てきた雄のキジは、とてもうれしいハプニングでした。

その一方で、公園ランチは、親の老化に気づく時間でもありました。レジャーシートを芝生に広げ、座るように勧めると、「座りにくいので椅子のような段差がほしい」、と言われ、はっとしました。何とか椅子代わりの段差を見つけ、そこにシートを敷きましたが、それでも親が苦労して座ったり、立ち上がったりする姿を見て、思うことがありました。今度は座りやすそうな場所を選ぶ必要があると感じるとともに、あとどれくらい大事な家族と時間を過ごせるか?と思った次第です。

少し新しいことを始められたことで、家族と過ごせる貴重な時間に気づいた感じがします。


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