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ビジネスとマーケティングの変化について

今回は、ビジネスとマーケティングの変化の項目についてお伝えします。
市場はあきらかに変化しています。例えば、『Beyond Disruption』という本のなかで、ソニーやアップルが成功したのは、明確なビジョンをもち、自社のブランドをその方向に合わせて、製品イノベーション、広告その他マーケティング要素に通じて従来のマーケティングの常識に挑戦したからだと論じています。さまざまな挑戦をする企業やビジネスチャンスを見つける企業が出てくるなかで、市場はどのように変化してきたのでしょうか。その変化を今回は箇条書きにして紹介します。変化の復習にご利用ください。
では、始めていきます。

・科学技術の進歩
産業革命時代は、大量生産、大量消費を特徴し、あらゆるところで広告がだされ、値引きが横行していた。しかし現在は、生産レベルが適正になり、コミュニケーションのターゲットが絞られ、価格設定も適正になっている。
・グローバル化
技術の進歩により、企業が他国で販売したり、消費者が他国の販売業者から製品を輸入することが容易になった。
・規制緩和
多くの国が規制緩和を行い、競争が激化する一方で成長の機会が増大した。
・民営化
多くの国が効率化を目指して、公営企業の所有権を民間に移している。
・顧客の力の増大
顧客はより高い品質とサービス、それにカスタマイズを期待するようになっている。時間不足に悩み、利便性を求めるようになっている。製品自体に違いを認めなくなり、ブランドロイヤリティを示さなくなってきている。インターネットなどからの情報源から詳しい製品情報を手に入れることができ、より賢い買い物をするようになってきている。
・カスタマイゼーション
企業間は、対面販売や電話やオンラインでの通信販売に関わらず、個々に差別化された製品を提供できるようになってきている。また、企業は顧客一人ひとりに対話したり、メッセージ、サービス、関係をパーソナイズすることができる。現在もカスタマイズ品の数は拡大している。
・競争の激化
グローバル規模の競争により、プロモーションコストがかさみ、利益が減少している。
・業界の融合
企業が複数の業界の交わる部分に新しい機会を見出すにつれ、業界の境界線が消えつつある。例えば、製薬会社が新薬、化粧品、食品の製品開発を行っている。
・小売業の変化
中小の小売業は巨大小売業や「カテゴリー・キラー」のますます増大する力の前に屈している。しかし、起業家精神にあふれた小売業者は店舗にコーヒーバー、講演、デモンストレーション、パフォーマンスなどのエンターテインメントを取り入れている。こういった小売業者は「経験」を売っているのである。
・仲介業者の排除
 eコマースをはじめとして、仲介業者を挟まずに成功を実現した企業は何社も出現した。そのため、既存メーカーや小売業者は市場の新たな適応が求められている。


いかがだったでしょうか。
市場の移り変わりをこの項目から理解していただけると幸いです。
では、また次回。

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