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【収穫体験記】新潟、南魚沼の伝統野菜“大崎菜”を収穫してきた!

広報の平田です!

新潟各地の旬で美味しい食材を求めて、実際に収穫へ行ってみる、という企画の第2弾!!

前回の“雪下キャベツ”の記事も、たくさんの方に読んでいただき感謝です!!

今回収穫してきたのは〝大崎菜〟です!!

今回、なぜ大崎菜なのか?!

長岡の友人が営む商店『たつまき堂』のSNSを見ていた時、ふと、目に入ったこの投稿がきっかけでした。

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あれ?もしかして呼ばれている?笑

『たつまき堂』で扱っている野菜は、『佐々木農園』さんのものが多かった記憶が。もしかして、助けを求めてるのは佐々木さん?と思い、すぐに連絡をしてみました。

おぉ、平田さん、久しぶり!

電話をすると、すぐに元気な佐々木さんの声が。

たつまき堂のSNSにアップされている、困っていた農家はやっぱり佐々木さん。大崎菜の収穫に行きたいことを伝えると、すぐに快諾してもらえました。

というわけで、佐々木農園さんへGO!!!

豪雪の南魚沼へ出発。目指すは大崎菜!

今回は、『海鮮居酒屋 魚魯こ』のスタッフも参加してくれました!

いざ出発!!

※「海鮮居酒屋 魚魯こ」の記事はこちら


南魚沼に着くと、まず迎えてくれたのは、この雪!!

『魚魯こ』のホールマネージャー飛田野さんとの比較をご覧ください!

向かう先は、もちろん、南魚沼市浦佐の佐々木農園さん

無農薬にこだわった野菜作りで、中越を中心にファンがとても多い生産者さんです。

※佐々木農園さんのホームページはこちら

そして、本日私たちを迎え入れてくれた、佐々木農園の佐々木大輔さん

■プロフィール
佐々木大輔さん(50歳)
こだわりの有機肥料を使い、無農薬にこだわった栽培を行う佐々木さん。
大崎菜の他にも、冬はアレッタ・ケール、夏のトマトや初夏のアスパラガス、秋のサツマイモなどが人気を誇る生産者。
一番嬉しいのは自分が育てた野菜を「美味しい」と言ってもらえること。

300年以上の歴史を持つ幻の伝統野菜。それが大崎菜!

小松菜を改良した品種で、新潟市だと〝女池菜〟という名前でも、出回っています。

新潟の方なら〝とう菜〟という名前の方が、ピンとくるかもですね。

大崎菜について、佐々木さんから教えてもらいました。

実は、江戸時代くらいから作られている、魚沼地域の伝統野菜

南魚沼市の大崎地区などで育てられていて、その歴史は300年以上にも!

八海山の麓の大崎地区は、火山灰性の湧き水が豊富にあり、その綺麗な水を使い、大崎菜は栽培されています。

豪雪地帯ならではの寒さも必要で、この寒さが甘みを引き出すんだそうです。

大崎菜の種は、代々大切に受け継がれてきて、ごく限られた生産者が栽培していたということ。

戦後以降、近隣の農家にも種を分けて、栽培が続けられているそう。佐々木さんのお宅では、佐々木さんが小学生の時に種を分けてもらって、栽培を始めたそうです。

この地域で栽培をしているのは、10軒あまり…。

出回る時期が短いのと、生産者も少なく、幻の野菜とも言われています。

大崎菜の説明を聞きながら、雪の中のハウスへ足を踏み入れると、そこは緑一面の世界が!

大崎菜は育つのが早いらしく、佐々木さんでさえも手が付けられないくらいに、育ったそうです。笑

甘くて柔らかい。そしてジューシー。大崎菜の味に感激!

いやー、来てもらってホントに助かりますよ」と佐々木さん。

おもむろに、生えている大崎菜を採って、

これ、生のままで食べてみてよ!

言われるがままに、そのままパクリ。

無農薬なんで、そのまま食べても安心なんです。

そして、味は…。

全くエグみがなく、柔らかくて、甘い!!

特に〝とう〟と呼ばれる軸の方が瑞々しさもあり、あまりの美味しさに、バクバク食べてしまいました…。

ちなみに、この時期に出回るのは、〝2番とう〟と呼ばれるもの。

12月の終わりくらいに、〝1番とう〟と呼ばれるものが、出回るそうです。

より寒い時期に育つ〝2番とう〟の方が甘みが増し、柔らかくなるそうです。

続いて、佐々木さんから大崎菜の収穫方法を教わり、

いざ!収穫スタート!!!!!

土が柔らかいので、大崎菜はすぐ抜けます。

抜いたら土を落とし、軸をカットして終了。

順調に進むかと思いきや、姿勢はずっと中腰。

こりゃ大変だ...。開始早々、無言になる平田。

しかし、今回は『魚魯こ』チームも一緒。みんなで順調に収穫を続けます。

小柳店長も笑顔で収穫。

採ったどーーー!

まるで、農家のお嫁さんみたいな飛田野さん。

青空レストランとかに出てきそう!

この2月から入ったばかりの新人栗山さんも、一心不乱に収穫を続けます。

真面目さが伝わります。

一方の平田はというと、中腰での作業が続き、汗だくに。

熱くなったら、外に出て、雪でクールダウン。

一瞬でリフレッシュできます!笑

良い子は真似しちゃダメよ。


収穫した大崎菜は、コンテナに詰めて別の場所へ運びます。

これを繰り返すこと、半日あまり。

なんということでしょう!

我々が収穫した後をご覧ください。

BEFORE

AFTER

真ん中3列を、奥まで収穫しました。

これには、佐々木さんもびっくり!!

大崎菜の美味しい食べ方も聞いちゃいました!

収穫した後は、佐々木さんとしばし歓談タイム。

大崎菜の美味しい食べ方を、聞いてみました。

浅漬けが美味しいよ。後は味噌漬けかな

浅漬けはなんとなく想像できるんですが、味噌漬け?!

なにそれ、興味ある〜!と思っちゃったら最後。それが気になり出して、食べたくて、もう頭いっぱいになっちゃいました。

他にもパスタなんかもオススメ。火を入れると甘みが増すんですよ

佐々木さんは、ニコニコしながら話してくれました。

パスタも美味そうだ…。

色んな楽しみ方ができる野菜。それが大崎菜なんですね。

最後に、みんなで記念に一枚。


大崎菜をお客様にも!『魚魯こ』で早速出しちゃいます!!

前回の雪下キャベツもそうでしたが、美味しいものは、お客様にも楽しんでもらいたい

と思っていたら、まん延防止措置期間も、いよいよ解除になるとのこと。

よし、それなら営業再開後に早速出しちゃいましょう!

『魚魯こ』に持って帰ってきた、大崎菜の試作を早速開始。

味噌漬け、味噌漬けが食べたい…食べたい...

テレパシーのように念じてたら、『魚魯こ』のスタッフも「味噌漬けにしてみましょう!」と。笑

切ったそばから、こそっと生でつまみ食いしちゃいました…。

味噌漬けだって言ってるのに…。


作り方は簡単。

適度なサイズに切った大崎菜を、味噌で和えて置くだけ。

昼に漬け込んだものを、その日の夜に実食!

いい色に漬かってましたよ~。

そして、食べてみると…。

う、美味い…

味噌に漬けることで、適度な塩味と深みが増し、でもシャキシャキ感は残ったまま。

野沢菜に近いんだけど、それとはまた違う美味さにやられちゃいました。

よっ!酒泥棒!!

一緒に食べた『魚魯こ』のスタッフも、納得の美味さ。ハイ、採用です

これを、まん延防止措置期間明けの3月7日から『海鮮居酒屋 魚魯こ』で出しちゃいます!!

大崎菜を使った、他のメニューも考案中。

ぜひたくさんの方に、大崎菜の魅力を伝えていきたいです!!


・・・

というわけで、今回は最盛期を迎える、大崎菜の収穫を体験してきました。
佐々木農園の佐々木さん、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました!!

あっ、あと、収穫の手が回らなくなって困ってる農家さん、いつでも連絡お待ちしてます!


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