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ロマンスの詐欺さまこの人でしょうか?

ちょっと平成の香りたっぷりの穏やかじゃ無いタイトルでお送りいたします。最近、マッチングアプリで、色々な方とマッチしたりしなかったりで自分の一般的な市場価値を知って悲しくなってる私ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

世の中にはロマンス詐欺というものがあります。いわゆる結婚詐欺とかと同じで異性を誘惑して金品を騙し盗る詐欺のこと。

元々モテない私なので、推しにはとことん弱いのですけど。そんな私も呆れるような、歯の浮きそうな甘い英語で寝ても覚めても連絡を取り合いたいとアプローチする自称ハイスペックのバツイチ子持ちのお医者様(年収3000万円!冷静にそんな金額の勤務医はいねーなってことになるんですけど)からグイグイとアプローチこられて一瞬ふわりと靡きそうになっちゃいました。非モテの自覚があるので、自己ツッコミによるストッパーによって救われました。

だが、この方。そもそもやり取りの中で私に惚れる要素などひとつもない。また、自称されてる設定に若干の矛盾(タイムゾーンが1時間ずれてたり、邸宅を購入した地名の詳細が出てこない)が散見されはじめる。一般的な浮かれたおばかさんなら騙されそうですが、州の名前で表現するアメリカ人まず会ったことないし。大体の場合が州と都市名セットなんで、日本の田舎でいう関東=東京のような大胆な言い回し(サンフランシスコをカリフォルニアというような)をまずしない。特にLAとサンフランシスコをカリフォルニアっていう言い方で混ぜることはまずやらない。そして少しずつ話の噛み合わなさの違和感が積もり始めた。

どうにもシェアされるお写真も誰かのInstagramからでは無いかという懐疑的なスクウェア具合と加工具合。そうこうするうちに、私がタイムゾーンが異なるところに出張で行くことになりまして。愛をささやくロマンス詐欺疑惑はますますつのるのでありました。

出張中も業務に差し支えない時間帯かつ向こうのお仕事であろう時間に差し障らない時間帯で、他愛無い内容をかいつまんでメッセージのやり取りを繰り返したのですが、話すことが段々無くなってくる。おはようとおやすみ。何を食べたかをとりとめもなく。1週間くらいして日本に戻ってきたら、朝晩の連絡すら面倒になってきた。午前中仕事してる時間帯にメッセージもらってもすぐ返せないし鬱陶しいとしか感じられない。もはや、チャットbot状態のメッセージにこちらもそろそろ嫌気がさしてきたころ。

1日以上放置されるメッセージに嫌気がさしたのか、畳みかけるかのように

「きみは、忙しすぎるのか、それとも新しい関係を築く準備ができてないのではないか」というメッセージが届いた。うーんメンドクサイ。ま、浮かれた表現してないから今の段階ではお金振り込んでとか言わないんだろうな。

それにしても面白いのは、向こうの宣言しているタイムゾーン的にあり得ない時間帯にメッセージ送ってくる割にこちらに即答を促す。こちらが気遣って普通の時間に送ってもなかなか既読がつかないなど怪しさいっぱい。

これ、どうしよう。ちゃんと詐欺っぽさ出してくれないと、ただのチャットbotつまんねー

外国の方に口説かれたときの練習にはとてもいいので、やり取りした内容は残らず吸収しておこうっと。

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